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配信日:2022/02/25
新刊・近刊案内

-----目次------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
 1.新刊・近刊案内
 2.新着コラム
   「須恵器は何故受容され消滅したのか―須恵器の歴史をたどる―(渡辺一)」
   「やさしい茶の歴史(二)(橋本素子)」
 3.新春初売りセールまだまだお承り中![総合営業部]
 4.日本古書通信だより(2022年2月号)
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  新刊・近刊案内
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〔近刊〕

★『出雲国風土記―地図・写本編―』【2022年3月31日刊行予定】

島根県古代文化センター編
本体予価8,000円+税

『出雲国風土記』研究の最前線にして決定版!!
風土記の景観を復元した地図編、主要7写本の本文写真から最新の校訂本文を提示する写本編……風土記研究において必携の座右の書

詳細はこちらから→ https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2353


★『キリシタン語学入門』【2022年3月25日刊行予定】

岸本恵実・白井純編
本体予価2,500円+税

キリシタン時代の文語・口語を知る教科書、誕生!
理論編で基礎知識を習得し、実践編で文献を読み進め、豊富な図版・付録・コラム・用語説明で理解を深める、豊潤な言語学入門

詳細はこちらから→ https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2230


★史料纂集古記録編 第213回配本 瑞龍公実録【2022年3月25日刊行予定】

徳川林政史研究所編/深井雅海・藤田英昭・川島孝一校訂
本体予価18,000円+税

尾張徳川家の2代当主、徳川光友(1625-1700)の事績録
記録の少ない近世初期の重要な史料!

詳細はこちらから→ https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2351


★『異聞 本能寺の変―『乙夜之書物』が記す光秀の乱―【史料で読む戦国史4】』【2022年3月22日刊行予定】

萩原大輔著
本体予価2,800円+税

信長が殺されたそのとき、光秀は本能寺にいなかった!
朝日新聞ほか、メディアで大きく取り上げられた新発見の史料を徹底解読し、戦国史最大の謎に迫る。

詳細はこちらから→ https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2237


★『尊経閣善本影印集成78 尊経閣古文書纂 諸家文書 1〔第十輯 古文書〕』【2022年3月20日刊行予定】

前田育徳会尊経閣文庫編/〔編集委員〕藤井讓治・尾上陽介
本体29,000円+税

「諸家文書」は「尊経閣古文書纂」のうち、武家文書を中心とした古文書群。本冊には、一条文書・飯尾文書・蜷川文書・堀文書・日置文書・加藤文書・野上文書・駒井
文書として編成された古文書188点を収録する。

詳細はこちらから→ https://catalogue.books-yagi.co.jp/books?categ=1002


〔既刊〕

★『須恵器研究の新視角』【2022年2月10日刊行】

渡辺 一著
本体11,000円+税

須恵器はなぜ受容され消滅したのか――東アジアの焼き物史からみた須恵器の特質に迫る
古代社会を支えた須恵器の受容・生産・流通・消滅を通史的・文化史的な観点から検討。新視角で論じる須恵器研究の決定版。

詳細はこちらから→ https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2352


★『史料纂集古記録編 第212回配本 花月日記2』【2021年12月23日刊行】

岡嶌偉久子・山根陸宏校訂
本体17,000円+税
【所収】文化11年(1814)正月〜文化12年(1815)12月

江戸幕府老中、松平定信(1758〜1829)の晩年の日記。白河藩主致仕の日をもって起筆、以後逝去の前年までの日記

詳細はこちらから→ https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2349


★『上皇と法皇の歴史―仙洞年代記―』【2021年12月23日刊行】

槇道雄著
本体15,000円+税

歴代の上皇と法皇の歴史を解説した年代記。引用史料は読み下し、ルビを付けた読みやすい解説書
いわゆる院政時代の平安後期から鎌倉前期に限らず、広く歴代の上皇、また出家した法皇も含めて、院政形態の全体像をなるべく平易に略述してある。

詳細はこちらから→ https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2348


★『尊経閣善本影印集成77 武家手鑑 付旧武家手鑑〔第十輯 古文書〕』【2021年12月20日刊行】

前田育徳会尊経閣文庫編/〔編集委員〕藤井讓治・尾上陽介
本体29,000円+税

平安末から江戸初期まで、著名な武将が発給した古文書を精選した手鑑

「武家手鑑」(重要文化財)は、平安末(平忠盛)から江戸初期(前田利常)までの著名な武将が発給した古文書一五〇点を、折帖の台紙に貼り付けて手鑑としたもの。上・中・下の三帖(各帖五〇点ずつ)からなり、各武将一点ずつをほぼ編年順に収録している。また、かつて出版された前田育徳会尊経閣文庫編『武家手鑑』(臨川書店)で省略された「旧武家手鑑」も収録し、「武家手鑑 付旧武家手鑑」として集成する。

詳細はこちらから→ https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2247


◆その他の新刊はこちら
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books?categ=10000


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  新着コラム
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★須恵器は何故受容され消滅したのか―須恵器の歴史をたどる―(渡辺一)

須恵器とはいかなる焼き物か

須恵器(すえき)は日本で最初の焼き物です。縄文土器以来の野焼き(覆焼きがより正確)と違って、斜面に穴(ないし溝)を掘ってトンネル状にした窖窯(あながま)で焼かれてつくられた土器です。窯の形や大きさは時代ごとに違いますが、大きさはだいたい全長6〜8m、地面からの深さは1〜2mぐらいです。在来の土器とは違い、青灰色に固く焼き締められています。磁器(伊万里焼)と同じく朝鮮半島から工人が渡来してもたらされた外来の焼き物です。ただし技術の大本は中国(China)です。

一字一音式に表された須恵器という名前は、陶器と区別するために付けられた、言わば学術用語です。古代にはスエノウツハモノなどと呼ばれ、漢字には「陶器」が充てられていました。したがってそのまま使うと、施釉品の陶器(とうき)と区別がつかなくなってしまいます。

スエは地名として現在まで残っています。たいてい古代の須恵器の窯があった所です。ちなみに弥生土器以来の在来の土器(土師器)は、土器と書いてハニノウツハなどと呼ばれ、陶器とは厳密に区別されていました。本書ではこの区別に潜む問題を取り上げています。

つづきはこちらから→ https://company.books-yagi.co.jp/archives/7910


★やさしい茶の歴史(二)(橋本素子)

日本最古の茶園・大内裏茶園

前回、弘仁6年(815)6月3日、嵯峨天皇は、畿内等で茶を植え、それを毎年献上するように命じたが、実際にそれが行われたかどうかわからないと書いた。また、永忠・最澄・空海ら入唐僧が、帰国後茶をどのように調達していたのかわからないとも書いた。

そのような中で唯一、嵯峨天皇の命以後に作られたことが確認できる茶園がある。それが平安京大内裏茶園である。さしずめ、霞が関官庁街の一角に茶園があった、ということになろうか。そして関連する史料からは、この茶園の茶葉を使い製茶が行われ、その茶を宮中の儀礼で使用していたことが想定できるのである。

つづきはこちらから→ https://company.books-yagi.co.jp/archives/7906


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   新春初売りセールまだまだお承り中![総合営業部]
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★新本アウトレット『2022新春初売りセール』カタログ出来!

年始にバーゲンブック(新本アウトレット)の通販カタログ(図書館・個人読者様向け)を発行いたしました。

新入荷品も多数含む986点の新本バーゲン!買ってお得、見て楽しい目録となっております。

2月になってもまだまだご注文はお承り中。この機会にぜひご用命くださいませ。

詳細はこちらから→ https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/7854


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  日本古書通信だより(2022年2月号)
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★「日本古書通信」2月号(87巻2号)2022年2月15日発売 定価750円(送料79円)

2022年1月号より、前半8頁・後半8頁がカラーになりました。

〔主要記事〕
川島幸希 無削除版
三坂 剛 福永武彦自筆識語・署名本蒐集について1
高木庄治 札幌・一古書店主の歩み 弘南堂書店高木庄治氏聞き書き(7)独立開店
古川富章 種田山頭火文献考(5) 山頭火折本句集七冊詳解(中篇)
八木書店古書部 近代日本文人の葉書19
小川力哉 リレー連載「ミステリ懐旧三面鏡」その五≪その絵は墓として金沢にあった≫
牧村健一郎 社会的弱者へのまなざし−渋沢栄一、山尾庸三、伊藤博文の生き方
石川 透 奈良絵本・絵巻の研究と収集(29)伊勢物語
真田幸治 小村雪岱の封筒「秋色五景」か? 春陽堂文具部の木版刷り封筒
岡崎武志 昨日も今日も古本さんぽ136 八王子「まつおか書店」ほか
森  登 銅・石版画万華鏡173 『文藝界』附録の絵葉書
出久根達郎 本卦還りの本と卦178 学生服

その他

詳細はこちらから→ https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/7868


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八木書店メールニュース 第71号〔2022年2月25日〕

発行:株式会社八木書店出版部
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-8
Tel.03-3291-2961 Fax.03-3291-6300
E-mail:pub@books-yagi.co.jp
HP:https://catalogue.books-yagi.co.jp/
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