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配信日:2021/09/10
尊経閣善本影印集成 第九輯 鎌倉室町古記録(全10冊)完結!

-----目次------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
 1.お知らせ
   「尊経閣善本影印集成 第九輯 鎌倉室町古記録(全10冊)完結!」
   「オンライン講座:連歌Q&A第3回「連歌師とは?」公開」
   「『尊経閣善本影印集成』続刊:第10輯「古文書」全12冊刊行のお知らせ」
 2.新刊・近刊案内
 3.新着コラム
   「柳澤吉保を知る 第5回:吉保の側室達―(一)飯塚染子―(宮川葉子)」
   「『宇治堀家文書』とは(橋本素子)」
 4.日本古書通信だより(2021年9月号)
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  お知らせ
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★尊経閣善本影印集成 第九輯 鎌倉室町古記録(全10冊)完結!

先月、尊経閣善本影印集成 第九輯 鎌倉室町古記録の第10回配本「尊経閣善本影印集成70 実躬卿記4・宣陽門院御落飾記・後愚昧記(山門嗷訴記・実豊卿記)」が出版されました。
これで、尊経閣善本影印集成 第九輯 鎌倉室町古記録 全10冊が完結となりました!

第9輯の収録書目は、日記の記主による自筆原本や唯一の古写本などの逸品ばかりで、公家・武家・僧侶・医者など多彩な人々が残した日記を収録しております。

〔所収書目〕
【公家】
 実躬卿記(自筆原本・重要文化財)
 宣陽門院御落飾記(唯一の古写本)
 後愚昧記〔山門嗷訴記・実豊卿記〕(自筆原本)
 公秀公記(自筆原本)
 実隆公記(自筆原本)

【下級官僚】
 外記日記〔新抄〕(唯一の古写本)
 享禄二年外記日記(唯一の古写本)

【武家】
 建治三年記(自筆原本・重要文化財)

【僧侶】
 碧山日録(唯一の古写本)
 蔗軒日録(唯一の古写本)

【医者】
 盲聾記(自筆原本)


詳細内容見本(12頁)はこちらからご覧いただけます
https://catalogue.books-yagi.co.jp/files/pdf/c9784840622998.pdf

尊経閣善本影印集成 第九輯 鎌倉室町古記録(全10巻)
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2198


★オンライン講座:連歌Q&A第3回「連歌師とは?」公開

小社では本年6月にYouTube八木書店出版チャンネルを開設し、オンライン講座を順次配信しております。
下記の最新回をご案内いたしますので、是非ご覧ください。

 ●新天理図書館善本叢書完結記念オンライン講座
  連歌Q&A第3回「連歌師とは?」
  【前編】旅する連歌師から職業連歌師へ
  【後編】紹巴と戦国武将たち

 
詳細はこちらから→ https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/7592

※本オンライン講座は尾崎千佳先生(山口大学准教授)監修の下で、八木書店出版部が制作しております。
八木書店出版チャンネルはこちらから→ https://www.youtube.com/channel/UCJIx8rJm_0Ka0OY8V7Dp1YA


★『尊経閣善本影印集成』続刊:第10輯「古文書」全12冊刊行のお知らせ

弊社では1993年発刊のシリーズ第1輯以降、先月完結の第9輯まで、前田育徳会尊経閣文庫が所蔵する貴重書を順次影印刊行してきました。
このたびその続刊、第10輯「古文書」全12冊の概要が固まりましたのでご案内申し上げます。
第10輯では、古代から中世戦国時代、近世初期まで、多くの未公開文書を含む約2,500点をオールカラーで刊行いたします。

詳細は下記リンクより12頁の内容見本(PDF版)をご覧ください。
https://catalogue.books-yagi.co.jp/files/pub/pdf/sonkeikaku10naiyoumihon.pdf


第10輯は本年12月から刊行開始し、3ヶ月毎配本となります。
定期および各冊分売予約を承りますので、是非ご購読くださいますようお願い申し上げます。


詳細はこちらから→ https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/7542


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  新刊・近刊案内
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★『史料纂集古文書篇 第51回配本 宇治堀家文書』【8月26日刊行】

橋本素子・角田朋彦・野村朋弘校訂
本体16,000円+税

中近世移行期の宇治茶師の動向や、山城国の在地研究に不可欠の史料!

「宇治堀家文書」は、山城国宇治郷在住の宇治茶師・堀氏の旧蔵文書である。現在、国立歴史民俗博物館が所蔵している田中穰氏旧蔵古典籍古文書に収められていたもので、全三巻からなり、承安2年(1172)から寛文7年(1667)までの148通を収める。その多くが中近世移行期の土地売券からなり、宇治茶師の土地利用や集積の状況をうかがい知ることができる。
本文書は、これまで『宇治市史』に一部の読み下し文等が掲載されているのみで、初の全文の翻刻となる。また当該時代の山城国南部に関する史料は少なく、在地の動向を明らかに出来る貴重な史料といえよう。


詳細はこちらから→ https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2347


★『尊経閣善本影印集成70 実躬卿記4・宣陽門院御落飾記・後愚昧記(山門嗷訴記・実豊卿記)』〔第九輯 鎌倉室町古記録〕【8月25日刊行】

前田育徳会尊経閣文庫編/〔編集委員〕尾上陽介・加藤友康/〔解説〕菊地大樹・尾上陽介
本体37,000円+税

文書・暦・歌合など、様々な紙背を利用して書かれた自筆日記「実躬卿記」や、鎌倉時代前期の女院を知る「宣陽門院御落飾記」、南北朝時代の政治動向を知る「後愚昧記」を収録。

なお解説をご担当の菊地大樹先生に、写真を多数交えて、「実躬卿記」の見どころを執筆いただきました。ぜひご覧ください。

菊地大樹(東京大学史料編纂所)「高精細カラー版で読む中世公家の自筆日記 『実躬卿記』の見どころ」
https://company.books-yagi.co.jp/archives/6203


詳細はこちらから→ https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2191


◆その他の新刊はこちら
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books?categ=10000


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  新着コラム
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★柳澤吉保を知る 第5回:吉保の側室達―(一)飯塚染子―(宮川葉子)

 吉里誕生

吉保には側室が6人いた。最初が貞享4年(1687)に継嗣吉里を生んだ飯塚染子である。
吉保が無嗣絶家を免れ、柳澤中興の祖となり得たのは、ひとえに吉里誕生と無事な成長に依る。染子は男児3人、女児1人をなしたが、吉里以外は4歳未満で早世。吉里のみ残ったのであるから、柳澤家の好運も危うい確率にあった。
大切に育てられた吉里を、綱吉は私物(わたくしもの)のように愛し吉里も充分応えた。たとえば吉保邸御成の際には、学問好きな綱吉に応え、漢籍の一節をよどみなく素読。能に目のない綱吉のため、ワキを演じる。褒美に授けられた能装束の多くは、身長124センチの綱吉のおさがりと思しく、高貴人の肌に触れた衣類拝領を名誉とした当時、相好を崩して吉里に下げ与える綱吉が浮かぶのでもある。

つづきはこちらから→ https://company.books-yagi.co.jp/archives/7610


★『宇治堀家文書』とは(橋本素子)

静岡茶、狭山茶と並んで日本三大茶と呼ばれる宇治茶。しかしその長大な歴史とは裏腹に、宇治茶師の家の文書はほとんど現代に残っていません。今回は、中近世移行期に繁栄を見せた茶業の様子を知ることができる唯一の文書群といえる『宇治堀家文書』の見どころについて、見ていきたい。

つづきはこちらから→ https://company.books-yagi.co.jp/archives/7570


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  日本古書通信だより(2021年9月号)
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★「日本古書通信」9月号(86巻9号)9月13日発売 定価750円(送料79円)

〔主要記事〕
 土方正志(古本あらえみし) 古本屋三年生―「新」も「古」もない「本」屋として
 高木庄治 札幌・一古書店主の歩み 弘南堂書店高木庄治氏聞き書き 創業前(2)
 石田恭介(ポラン書房) ポランな日々4
 柘野健次 やめられぬ古書漁り
 真田幸治 小村雪岱と挿絵倶楽部2「古今戦争画譜」
 古川富章 種田山頭火文献考(3)―山頭火は何人いたか(種田山頭火と阿野合歓花編)
 岡崎武志 昨日も今日も古本さんぽ131 新潟県長岡市「雑本堂」
 福田 博 和書蒐集夢現幻譚114 「よし原日本堤」
 石川 透 奈良絵本・絵巻の研究と収集(24) 小町の草紙
 出久根達郎 本卦還りの本と卦173 眼鏡
 その他


詳細はこちらから→ https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/7603


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八木書店メールニュース 第65号〔2021年9月10日〕

発行:株式会社八木書店出版部
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-8
Tel.03-3291-2961 Fax.03-3291-6300
E-mail:pub@books-yagi.co.jp
HP:https://catalogue.books-yagi.co.jp/
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