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配信日:2021/07/31
オンライン講座:連歌Q&A第2回「連歌懐紙とは?」前編公開

-----目次-------------------------------------------------------------------------------------
 1.お知らせ
 2.新刊・近刊案内
 3.新着コラム 「柳澤吉保を知る 第4回:吉保と綱吉―身体に障害を持って生きること―(宮川葉子)」
 4.日本古書通信だより(2021年7月号)
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  お知らせ
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★オンライン講座:連歌Q&A第2回「連歌懐紙とは?」前編公開

八木書店は本年6月にYouTube八木書店出版チャンネルを開設しました。
今月以下の動画を公開しました。

 ●新天理図書館善本叢書完結記念オンライン講座
  連歌Q&A第2回「連歌懐紙とは?【前編】その書式と構造」

※第2回は前編・後編の2分割で順次公開いたします。「【後編】下絵を「読む」」は8月上旬公開予定です。
本オンライン講座は尾崎千佳先生(山口大学准教授)監修の下で、八木書店出版部が制作したものになります。
八木書店出版チャンネルはこちらから→ https://www.youtube.com/channel/UCJIx8rJm_0Ka0OY8V7Dp1YA


詳細はこちらから→ https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/7505



★ALL REVIEWS書評:「傑作に潜む蠱惑的な謎 ―上田秋成『春雨物語』の新出自筆本―」公開

飯倉洋一先生(大阪大学教授)による『天理図書館所蔵 春雨物語―羽倉本・天理冊子本・西荘本―』の書評が、ALL REVIEWSとYahoo!ニュースで配信されました。

ALL REVIEWSの記事はこちらから→ https://allreviews.jp/review/5567
Yahoo!ニュースの記事はこちらから→ https://news.yahoo.co.jp/articles/24435141ca8069d391ae6b520c2af43eef9aec39


詳細はこちらから→ https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/7485




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  新刊・近刊案内
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★『尊経閣善本影印集成70 実躬卿記4・宣陽門院御落飾記・後愚昧記(山門嗷訴記・実豊卿記)』〔第九輯 鎌倉室町古記録〕【8月25日刊行予定】

前田育徳会尊経閣文庫編/〔編集委員〕尾上陽介・加藤友康/〔解説〕菊地大樹・尾上陽介
本体予価37,000円+税

文書・暦・歌合など、様々な紙背を利用して書かれた自筆日記「実躬卿記」や、鎌倉時代前期の女院を知る「宣陽門院御落飾記」、南北朝時代の政治動向を知る「後愚昧記」を収録。


詳細はこちらから→ https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2191



★『史料纂集古文書篇 第51回配本 宇治堀家文書』【8月末刊行予定】

橋本素子・角田朋彦・野村朋弘編
本体予価16,000円+税

中近世移行期の宇治茶師の動向や、山城国の在地研究に不可欠の史料!

「宇治堀家文書」は、山城国宇治郷在住の宇治茶師・堀氏の旧蔵文書である。現在、国立歴史民俗博物館が所蔵している田中穰氏旧蔵古典籍古文書に収められていたもので、全三巻からなり、承安2年(1172)から寛文7年(1667)までの148通を収める。その多くが中近世移行期の土地売券からなり、宇治茶師の土地利用や集積の状況をうかがい知ることができる。
本文書は、これまで『宇治市史』に一部の読み下し文等が掲載されているのみで、初の全文の翻刻となる。また当該時代の山城国南部に関する史料は少なく、在地の動向を明らかに出来る貴重な史料といえよう。


詳細はこちらから→ https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2347



★『キリシタン世紀の日本』【6月30日刊行】

C・R・ボクサー原著/高瀬弘一郎訳
本体15,000円+税

英国人ボクサーのキリシタン通史の名著を日本語翻訳。

葡・西・蘭・仏・日など諸国語の膨大な原史料と研究を読み解き、大航海時代の歴史を広い視野から透徹した名著が、日欧交渉史の泰斗による日本語翻訳版で初刊行!


詳細はこちらから→ https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2227



★『明治大学図書館所蔵 三条西家本 除目書』【5月31日刊行】

明治大学除目書刊行委員会編/田島公・末柄豊・牧野淳司・南保勝美
本体15,000円+税

平安時代・後三条天皇自撰の幻の儀式書を初公開。

後三条天皇自撰の除目の儀式次第・作法を書いた、幻の儀式書『除秘鈔』(『院御書』の除目儀部分)の影印・翻刻・解説を付して全貌を初公開。
九条家流の故実書と、室町期の地方文化ネットワークを知る紙背文書も併載。


詳細はこちらから→ https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2240



★『尊経閣善本影印集成76 蔗軒日録・盲聾記〔第九輯 鎌倉室町古記録〕』【5月25日刊行】

前田育徳会尊経閣文庫編/〔編集委員〕尾上陽介・加藤友康/〔解説〕川本慎自・末柄豊
本体37,000円+税

連歌師宗祇との交遊等、政治・社会・文化を知る「蔗軒日録」や、当時としては珍しい医者の自筆日記「盲聾記」を収録。


詳細はこちらから→ https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2197



★『馬と古代社会』【5月25日刊行】

佐々木虔一・川尻秋生・黒済和彦編
本体8,000円+税

馬はどのように渡来し、社会に浸透したのか。馬文化の渡来、生産・飼育、交通、祭祀、儀式など、古墳時代から摂関期まで、日本考古学・文献史学を中心に、動物考古学、日本文学など、隣接する諸分野と多角的に検証。


詳細はこちらから→ https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2238




★『天理図書館所蔵 春雨物語―羽倉本・天理冊子本・西荘本―』【5月20日刊行】

天理図書館編
本体35,000円+税

上田秋成晩年の傑作『春雨物語』。従来まったく知られなかった新出羽倉本を高精細カラー版で影印、天理冊子本と西荘本を併せ初公開。


詳細はこちらから→ https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2233




◆その他の新刊はこちら
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books?categ=10000




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  新着コラム
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★柳澤吉保を知る 第4回:吉保と綱吉―身体に障害を持って生きること―(宮川葉子)

コラムの第3回「吉保正室曾雌定子―その2 桂昌院の叙任と定子の登城―」で、綱吉生母桂昌院が、「普通の母親以上に綱吉を気遣う必要があった」理由を、次稿で述べたいと予告した。以下がそれである。


大樹寺の位牌堂

三十数年も前、愛知県岡崎市にある松平家と徳川家の菩提寺大樹寺位牌堂でのことである。そこには、寛永年間に尾張徳川義直により寄進された松平6代、家康・秀忠の8位牌と共に、家光から家茂まで12将軍の位牌が安置されていた。
12将軍の各位牌は、没後に幕府から送られたもので、寺伝は「位牌の高さは将軍の身長にあわせ」てあるという。説明札に従い家康159cm、秀忠160cm、家光157cm、家綱158cmと辿り、綱吉まで来ると、そこには124cmとあった。一瞬言葉を失う。124cmとは小学2年生程度の平均身長ではないか。

つづきはこちらから→ https://company.books-yagi.co.jp/archives/7497




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  日本古書通信だより(2021年7月号)
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★「日本古書通信」7月号(86巻7号)7月14日発売 定価750円(送料79円)

〔目次〕
 特集
  八木書店古書部 近代日本文人の葉書12

 本と人
  牧村健一郎 大津事件で重要な役割を果たした鉄道―伊藤博文を軸に(上)
  川島幸希 近代作家の資料2 芥川龍之介の俳句
  古川富章 種田山頭火文献考(1)―山頭火は何人いたか(島田五空編)
  大野隆司 鯛焼き氏七たび

 連載
  真田真治 小村雪岱の知られざる雑誌表紙絵㉘
  石川透 奈良絵本・絵巻の研究と収集(22) 磯崎
  岡崎武志 昨日も今日も古本さんぽ129  足立区西新井「書簏高田書店」
  福田博 和書蒐集夢現幻譚113 『FRONT』の惜しみなさ

 コラム
  森登 銅・石版画万華鏡167 フォンタネージ『画図入門』と銅板画
  出久根達郎 本卦還りの本と卦171 丸い物

 その他

〔種田山頭火文献考(1)(古川富章)より〕
種田山頭火の諸文献について一考察をしていきたい。そのためにはまず、山頭火とは誰かという、ごく根本的な問題を整理しておこうと思う。
そもそも山頭火という言葉は、六十干支の生年を、甲子から二年ずつ、三十組に分類した納音という運勢判断であることは、よく知られているとおりである。
これは万物が「木火土金水」の五行から成るとする、陰陽五行説に基づくもので、生年が持つ音韻がその人の運命を示すと考える中国起源の思想のようだ。
種田山頭火(本名、正一)の師・荻原井泉水(本名、藤吉)なども、この納音から俳号をつけたものだが、荻原井泉水(明治十七年生)と違って、種田山頭火の場合、
実際の生年(明治十五年生)の納音「楊柳木」からではなく、本人曰く、たまたま見出した「山頭火」の文字の音と義が気に入って、「山頭火」を雅号に選んだものだという。
ところが本来の納音における「山頭火」の干支は、甲戌(きのえいぬ)と乙亥(きのとい)、すなわち明治七年と八年である。
したがってこの年が生まれ年である者も「山頭火」を自らの雅号にした可能性があるため、「山頭火」は種田山頭火に限らないことに、よく注意をしなければならないということになろう。

〔お知らせ〕
本誌は本年3月号で通巻1100号を迎えました。それを記念して、八木書店古書部が30年間に亘って蒐集してきた、近代文人の葉書1700名1700枚を全て画像付きの販売目録を兼ねた記事として、
2020年8月号より3年間に亘り掲載していくことになりました。講談社『日本近代文学大事典』人名索引に掲載された文人を五十音順に掲載していきます。
ネットでの公開販売はなく、本誌定期購読者のみへの販売となります。
連載を保存することで、近代文人筆跡の参考文献となります。この機会に定期購読の契約をお勧めいたします。


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八木書店メールニュース 第63号〔2021年7月31日〕

発行:株式会社八木書店出版部
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-8
Tel.03-3291-2961 Fax.03-3291-6300
E-mail:pub@books-yagi.co.jp
HP:https://catalogue.books-yagi.co.jp/
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