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配信日:2020/02/13
世紀の大発見『源氏物語』『日葡辞書』を高精細カラー版で3月刊行
八木書店出版物メールニュース 2020年2月13日号〔第54号〕

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========================イベント・ニュース=========================
■イベント出展
シンポジウム「人がつなぐ『源氏物語』―新発見「若紫」をめぐって―」

小社は、以下のシンポジウムに出展いたします。3月下旬刊行予定の『定家本 源氏物語 若紫』の予約も会場で受け付けております。ご来場の方はぜひお立ち寄りください。

https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/6245


■国際シンポジウム
2020年3月末日刊行予定の『リオ・デ・ジャネイロ国立図書館蔵 日葡辞書』に深くかかわる国際シンポジウムが開催されます。
みなさまふるってご参加ください。
https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/6303


■近刊チラシ出来
新刊・近刊チラシができあがりました。
チラシは、下記サイトからもご覧いただけます。
未完のものは、ご予約いただければ刊行次第お届けいたします。

****チラシの主な内容****
【2020年3月末刊行予定】エリザ・タシロ/白井純編『リオ・デ・ジャネイロ国立図書館蔵 日葡辞書』
【3月下旬刊行】監修 大河内元冬/解題 藤本孝一『定家本 源氏物語 若紫』
【4月3日刊行】飯倉晴武・田島 公編『新訂増補 弁官補任1』
【4月中旬刊行】岩田真由子著『日本古代の親子関係―孝養・相続・追善―』
【4月25日刊行】長谷部将司『日本古代の記憶と典籍』

詳細はこちら
https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/6250


■【講演会開催】新天理図書館善本叢書 第5期 刊行記念

高精細カラー版『新天理図書館善本叢書』第5期・連歌俳諧(全6巻)の刊行を記念して、
講演会を開催いたします。
 https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/6075
天理図書館に所蔵された名品の数々を中心に、中世から近世につながる連歌俳諧の見どころを、文学・歴史・美術の分野を横断し新たな視座で語る連続講座です。


==========================新着コラム==========================
■高精細カラー版で読む中世公家の自筆日記 『実躬卿記』の見どころ
菊地大樹・東京大学史料編纂所

鎌倉時代の公家の日記「実躬卿記」原本を高精細カラー版で読むと何がわかるのか。
専門家が写真を交え、分かりやすく原本を読み解いた、書下ろしコラム。
(つづきはこちら)https://company.books-yagi.co.jp/archives/6203


■宗家の蔵書
【洒竹文庫及び和田維四郎氏11】】

諏訪 今までお扱いになった本の中で、外に何か珍本というようなものを一つ……。
村口 余り多く扱っておりますので一々憶えてはおりませんが、今まででございますと、京都へ行って一万円で買いました「礼記」の巻子本というようなものでしょうか。
しかし金高の大きな物は割合に儲かりません。「藤波文書」は十万円という大口なんですが、これなどは結局幾ら儲かったかといいますと、星ヶ丘茶寮で御飯を御馳走になっただけです、ほんのお取次ぎしたにすぎません。
井上 宗さん(48)の口の美術倶楽部で夜明し入札の話を一寸……。
反町 対馬の藩主の宗さんですね。
井上 そうです。……」

(つづきはこちら)https://company.books-yagi.co.jp/archives/5536


===========================新刊・近刊案内============================

【2月25日刊行】尊経閣善本影印集成74 碧山日録1〔第九輯 鎌倉室町古記録〕
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2195
前田育徳会尊経閣文庫編〔編集委員〕尾上陽介・加藤友康
本体36,000円+税
応仁の乱前後の社会と寺院の様子を知る!


【2月24日刊行】新天理図書館善本叢書30 奈良絵本集 8
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/512
天理大学附属天理図書館編
本体37,000円+税
伝本の稀な室町末期から江戸極初期までの逸品に加え、多彩な作品群の中から優品24点を精選し全8巻に収録! 待望の4期完結。
高精細カラー版により、微細な色遣いが一目瞭然に!
[1]虫妹背物語(享保二年写、一軸)〔解題〕齋藤真麻理
[2]山海異形(江戸前期写、四冊)〔解題〕石川透


【3月30日刊行】新訂増補 弁官補任1
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2220
飯倉晴武・田島 公編
本体15,000円+税
全面的な改訂を行い、待望の新訂増補版刊行!


【3月下旬刊行】定家本 源氏物語 若紫
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2214
【監修】大河内元冬/【解題】藤本孝一
本体25,000円+税
驚愕の新出資料! 高精細原寸カラー版で初公開! これまで知られていなかった新出定家本の全貌が明らかに!


【2020年3月末刊行予定】リオ・デ・ジャネイロ国立図書館蔵 日葡辞書
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2211
エリザ・タシロ/白井純編
本体60,000円+税
2018年、中南米大陸ブラジルで初めて発見された日本のキリシタン版辞書を、高精細・原寸カラー版で初公開!
400年前の日本・ポルトガルの言語を知る最重要資料


【4月中旬刊行】日本古代の親子関係―孝養・相続・追善―
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2218
岩田真由子著
本体10,000円+税
親の世話をするのはだれか。なぜ、親の供養を行うのか。
古代・中世前期の親子の精神面を読み解き、王権の変質過程、「家」観念の成立、土地の権利意識の変遷など重要な論点を提示した、新たな王権・家族史研究


【4月25日刊行】日本古代の記憶と典籍
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2219
長谷部将司著
本体9,000円+税
古代人の「記憶」はどのように形成されたのか
史書・系譜・説話・詩歌集など多様な典籍を検討し、その編纂者と受容者との間で共有・更新される「情報」と「記憶」に注目し、氏族秩序の形成過程に迫る意欲作


【12月25日刊行】史料纂集古記録編 第206回配本 経覚私要鈔11
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2212
小泉宜右編
本体16,000円+税
A5判・上製・函入・358頁
長年にわたって、大乗院関係の史料と向きあってきた編者ならではの労作「経覚年譜」を収録。あわせて既刊『経覚私要鈔』1〜9の正誤・補訂も収載。


【12月15日刊行】近世演劇の享受と出版
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2203
大橋正叔著
本体11,000円+税
本書収録の「浄瑠璃史における貞享二年」では新たな視座で従来説を覆す論を展開。
基本文献を捉え直した刺激的論文を多数収録。


【好評既刊 6月10日刊行】近松浄瑠璃の成立
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2202
大橋正叔著
本体11,000円+税
天理大学附属天理図書館の豊富な蔵書に接した著者が浄瑠璃本の出版過程に於ける近松の関わりから、座付き作者としての近松論を構築。


【11月25日刊行】史料纂集古記録編 第205回配本 楽只堂年録8(全10冊予定)
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2213
宮川葉子校訂
本体14,000円+税
徳川第5代将軍綱吉の側用人、柳沢吉保の公用日記!
〔収録〕宝永4年(1707)9月〜宝永5年(1708)12月


【11月25日刊行】尊経閣善本影印集成68 実躬卿記2〔第九輯 鎌倉室町古記録〕
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2189
前田育徳会尊経閣文庫編〔編集委員〕尾上陽介・加藤友康
本体36,000円+税
文書・暦・歌合など、様々な紙背を利用して書かれた自筆日記

鎌倉時代後期の公家、権大納言藤原(正親町三条)実躬(一二六四〜?)の日記。弘安六年正月〜延慶元年(一二八三〜一三〇八)正月までの自筆日記が現存する。亀山・後深草・後宇多院等による院政の時期に、廷臣として活躍する実躬の行動が記述されている重要史料。紙背にも文書・具注暦・仮名暦・歌合など多彩な記述を含む。
「実躬卿記」二〔所収〕永仁元年〜嘉元元年(1293〜1303)

◆その他の新刊はこちら
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books?categ=10000


==================日本古書通信だより(2020年2月)=================

■「日本古書通信」2月号(85巻2号)2月15日発売 定価750円(送料79円)
https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/6289

主要目次
堀部功夫  「月世界旅行」本邦初上映
片桐一男  通詞と通事
宮崎修多  中野三敏先生をいたむ
石川 透  奈良絵本・絵巻の研究と収集5
真田幸治  小村雪岱装幀本目録5(完)
初版本蒐集の思い出・川島幸希さんに聞く(7)
岡崎武志  昨日も今日も古本散歩112
出久根達郎 本卦還りの本と卦154 秘話
その他

片桐一男「通詞と通事」より
江戸時代の人は、「通詞」と「通事」とを書き分けていた。
「通詞」はオランダ語の通訳官、「通事」は「唐通事」で中国語の通訳官を指す。
だから、単に「通詞」といえば、「阿蘭陀通詞」を、「通事」といえば「唐通事」を指すことになる。

2月号 2月15日発売 定価750円(送料79円)

■日本古書通信社 2月の新刊

◆青木正美著『古書と生きた人生曼荼羅図』
現在は絶版となっている、ちくま文庫『古本屋群雄伝』(2008)と、東京堂出版『古本屋奇人伝』(1993)から選んだ三編に新稿を加えた改編版。古書と生きた幕末から昭和期の60人の人生曼荼羅図。
B6判、702頁 定価2,600円+税

 
◆中島義彦著 『源氏物語八景』他三編
著者(葛葉文庫)が所蔵する、美麗な絵巻『源氏物語八景』の詞書は『鴫の羽搔』中巻に収める「源氏八景」によるが、石山基董(師香)による源氏絵は、旧来の構図を踏まえながらも、極めて大胆な独自の画風を示している。本書では精細なカラー図版を添えて、翻刻と諸本との校異・解説を加える。また、「源氏物語」における脇役としての「童」「童べ」の役割や働きを考察した第2章「童」「童べ」の世界、正徳3年(1713)から安政3年(1856)まで百年以上にわたって出版された『女源氏教訓鑑』の改版について詳説した第3章を収める。
A5判 折込カラー口絵5枚 200頁 定価3,000円+税


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八木書店メールニュース 2020/2/13〔第54号〕
発行:(株)八木書店 出版部 https://catalogue.books-yagi.co.jp/
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-8 Tel.03-3291-2961 Fax.03-3291-6300
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