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配信日:2019/04/26
春の学会出展/新刊・近刊情報
八木書店出版物メールニュース 2019年4月26日号〔第45号〕

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========================イベント・ニュース=========================
■【学会出展】春の学会・出展情報
https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/5348

八木書店は下記の日程で学会に出展予定です。

書籍の展示販売のほか、近刊書の内容見本などを多数ご用意しております。学会にお越しの際には、お気軽にお立ち寄りください。

【5月12日(日)】
・訓点語学会(於:京都大学文学部キャンパス)
 学会詳細:http://kuntengo.com/conference/

【5月18日(土)】
・東方学会(第64回国際東方学者会議 於:日本教育会館)
 学会詳細:http://www.tohogakkai.com/ICES-program.html

【5月18日(土)・19日(日)】
・日本語学会(於:甲南大学)
 学会詳細:https://www.jpling.gr.jp/taikai/2019a/

・中古文学会(於:共立女子大学)
 学会詳細:http://chukobungakukai.org/index.html

【5月19日(日)】
・日本考古学協会(於:駒澤大学)
 学会詳細:http://archaeology.jp/convention/soukai_2019no85/

【5月25日(土)・26日(日)】
・歴史学研究会(於:立教大学)
 学会詳細:http://rekiken.jp/annual_meetings/2019.html

・中世文学会(於:駒澤大学駒沢キャンパス)
 学会詳細:http://chusei.org/conference/

・日本近代文学会(於:専修大学神田キャンパス)
 学会詳細:http://amjls.web.fc2.com/conference.html

【6月8日(土)・9日(日)】
・日本近世文学会(於:鶴見大学)
 学会詳細:http://www.kinseibungakukai.com/doc/ichiran.html

【6月22日(土)・23日(日)】
・古代交通研究会(於:早稲田大学小野記念講堂)
 学会詳細:http://kodaikoutsu.g1.xrea.com/index.htm

【6月29日(土)・30日(日)】
・説話文学会(於:名古屋大学)
 学会詳細:http://www.setsuwa.org/


■週刊読書人ウェブで「奈良絵本は面白い!」講演会載録公開!
好評を博した本年1月開催講演会の内容がダイジェストで公開されました。
https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/5367


■新刊・近刊パンフレットができました
春の近刊パンフレットができあがりました。
web
https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/5352

【4月20日刊行予定】藤原宮木簡 四
【4月30日刊行予定】年号と東アジア―改元の思想と文化―
【5月25日刊行予定】日本古代の輸送と道路
【5月30日刊行予定】史料纂集 200回配本 勘仲記6
【5月25日刊行開始予定】尊経閣善本影印集成 第9輯「鎌倉室町古記録」全10冊
【6月5日刊行予定】江戸歌舞伎長唄成立史
【6月10日刊行予定】近松浄瑠璃の成立


==========================新着コラム==========================

■年号と元号(中央大学教授・水上雅晴)
平成30年12月1日、200年ぶりの譲位による新天皇即位が5ヶ月後になされることが政府から発表されると、新元号に対する関心がにわかに高まった。崩御を伴わない改元のため、新旧さまざまの情報メディア上では、元号に関する解説や議論、新元号に関する予想が自由に、そして活発に展開された。有志による元号作成ツールもいくつか公開されたのは、「平成」がIT技術の普及・発展と軌を一にした時代であったことの反映と言えよう。新元号に対する関心の高さは、平成31年4月1日正午近くの新元号発表時に一つのピークに達し、新聞の号外が壮絶な奪い合いになったことは記憶に新しい。
(続きを読む)https://company.books-yagi.co.jp/archives/5375


■反町茂雄「奈良絵本私考」全8回一挙公開
https://company.books-yagi.co.jp/archives/category/column/column_publication/%e5%a5%88%e8%89%af%e7%b5%b5%e6%9c%ac%e7%a7%81%e8%80%83%ef%bc%88%e5%8f%8d%e7%94%ba%e8%8c%82%e9%9b%84%ef%bc%89

古書肆・弘文荘の店主が、奈良絵本の魅了を余すところなく紹介。これを読めば、奈良絵本の魅力がわかる。
(続きを読む)https://company.books-yagi.co.jp/archives/5195


■村口書房初代主人 村口半次郎氏【洒竹文庫及び和田維四郎氏0】

数多くの貴重な古典籍を扱った村口書房。その店主が語る稀有な証言。
本コラムでは、村口半次郎「洒竹文庫及び和田維四郎氏」(『紙魚の昔がたり』明治・大正編)を16回にわたって全文掲載いたします。それに続いて、村口四郎「諸名家の宝庫を渉猟する」(『紙魚の昔がたり』昭和編)も掲載いたします。ご期待下さい。

(詳しくはこちら)https://company.books-yagi.co.jp/archives/5187


■洒竹文庫本の始末【洒竹文庫及び和田維四郎氏1】

数多くの貴重な古典籍を扱った村口書房。その店主が語る稀有な証言。

村口 実は震災で持っていた手びかえを焼きましたので、自分の記憶に止まっているところをポツポツやるのですから、あるいは月日等の相違、名前の相違等があるかも知れませんが、御不審があったら御質問下さい、もっとも御質問下すっても大概判らないかも知れませぬが(笑声)、今夕は大野洒竹文庫と、和田雲村文庫について、時間のございますだけ申し上げたいと思います...
(続きを読む)https://company.books-yagi.co.jp/archives/5195


■岩崎文庫と和田維四郎氏【洒竹文庫及び和田維四郎氏2】

村口 和田さんのお話をしましょう。久原文庫、岩崎文庫が出来る前に和田さんのお話をしないと連絡しません。雲村さんに御懇意を頂きましたのは、明治四十年頃と覚えております。
明治三十七年から四十年にかけて、私の店で貧弱な目録を四、五回出しました。その後の目録と覚えておりますが、書生さんが来て「左内坂の和田だが目録にあるものをみんな持って来て見せてくれ」という註文、(笑声)みんなといえば、今日で申しますトラックで五台や七台はある。それをみんな持って行けないから、目録に点を付けて御註文下されば持って行くと申しましたら、あくる日、三十点程点が付いているものを、みな店に居りました水谷倉吉(19)に持たしてやりましたが、五、六点を除けてみな買って頂いた。


(続きを読む)https://company.books-yagi.co.jp/archives/5381

===========================新刊・近刊案内============================

【4月20日刊行】藤原宮木簡 四
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2206
奈良文化財研究所編
本体17,000円+税
大宝律令成立前後の律令国家成立史、平安時代初期の庄園史を考える上で極めて重要な意味をもつ史料群!


【4月24日刊行】新天理図書館善本叢書 第25巻 奈良絵本集3〔第4期3回配本〕
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/507
高精細カラー版「奈良絵本集」全8巻刊行中!
天理大学附属天理図書館編
〔解題〕金光桂子・石川透
本体予価33,000円+税
伝本の稀な室町末期から江戸ごく初期までの逸品に加え、多彩な作品群の中から優品24点を精選し全8巻に収録!高精細カラー版により、微細な色遣いが一目瞭然に!
〔収録書目〕[1]小伏見物語(江戸初期写、三冊)・[2]ひだか川(江戸初期写、一冊)


【2月25日刊行】史料纂集 古記録編 第199回配本 楽只堂年録7(全9冊予定)
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2201
宮川葉子校訂
本体14,000円+税
元禄時代を中心に、政治史・文化史・経済史・文学史の研究に必要不可欠な一級史料。


【2月25日刊行】古代東アジア世界史論考―改訂増補 隋唐の国際秩序と東アジア―
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2200
金子修一著
本体11,000円+税
中国を中心に、邪馬台国・倭国、渤海、突厥、高句麗、百済など、周辺諸国を含む古代東アジアの国際秩序を、論考25本で解き明かす。


【3月30日刊行】明治大学図書館所蔵 高句麗広開土王碑拓本
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2169
明治大学広開土王碑拓本刊行委員会編(吉村武彦・加藤友康・徐建新・吉田悦志)
本体15,000円+税
拓本画像による釈文の再検証ができる!
新たに見つかった明大本2種を含む重要な拓本7種を厳選し、全拓本画像と釈文を一覧に。

【3月30日刊行】近代歌舞伎年表 名古屋篇13 大正12年〜大正13年
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/98
国立劇場近代歌舞伎年表編纂室編
本体19,000円+税
歌舞伎を中心とした周辺芸能をも含む正確精細な年表


【4月30日刊行】年号と東アジア―改元の思想と文化―
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2175
水上雅晴編/編集協力 高田宗平
本体12,000円+税
時の命名こそ支配―年号から読み解く東アジアの文化と思想
多彩な分野の専門家が一同に集結し、日本・中国・韓国・ベトナムなど漢字文化圏における年号について、その具体的な様相や、選定の手続き、為政者の思惑等々、多様な視点で読解!
 *序・目次・索引の紙面PDFを公開!こちらから**
 https://catalogue.books-yagi.co.jp/files/pdf/d9784840622271.pdf


【5月25日刊行予定】日本古代の輸送と道路
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2170
佐々木虔一・武廣亮平・森田喜久男編
本体予価9,000円+税
道路が結びつける人の移動、モノの輸送、情報の伝達に注目し、古代社会を具体的・立体的に復元


【5月30日刊行予定】史料纂集古記録編 第200回配本 勘仲記6 1288年〔弘安11〕正月〜同年9月
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/561
高橋秀樹・櫻井彦・遠藤珠紀校訂
本体13,000円+税
重要な事件を目撃した実務官人の克明な記録を自筆本により翻刻


【6月5日刊行予定】江戸歌舞伎長唄成立史
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2150
原道生監修・漆埼まり著
本体予価15,000円+税
勧進帳や京鹿子娘道成寺・鏡獅子等、最も歌舞伎らしい演目で使われる長唄成立の謎を解き明かす!


【6月10日刊行予定】近松浄瑠璃の成立
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2202
大橋正叔著
本体予価11,000円+税
天理大学附属天理図書館の豊富な蔵書に接した著者が浄瑠璃本の出版過程に於ける近松の関わりから、座付き作者としての近松論を構築。
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【2019年5月25日刊行開始予定】
尊経閣善本影印集成 第九輯 鎌倉室町古記録(全10冊)
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2198
前田育徳会尊経閣文庫編
〔編集委員〕加藤友康・尾上陽介
〔解説〕遠藤珠紀・尾上陽介・川本慎自・菊地大樹・末柄豊・高橋典幸・山家浩樹
各冊平均予価36,000円+税
A4判・上製・貼函入・平均250頁予定
公家・武家・下級官僚・僧侶・医者が残した中世の自筆日記を高精細カラー版で体感する!!

〔所収書目〕
第67冊 実躬卿記一 〔所収〕弘安10年〜正応4年(1287〜91)
第68冊 実躬卿記二 〔所収〕永仁元年〜嘉元元年(1293〜1303)
第69冊 実躬卿記三 〔所収〕嘉元元・2年(1303・04)
第70冊 実躬卿記四 〔所収〕嘉元3年〜徳治2年(1305〜07)
    宣陽門院御落飾記 〔所収〕元久2年(1205)
    後愚昧記(山門嗷訴記・実豊卿記) 〔所収〕応安元年・6年(1368・1373)
第71冊 公秀公記 〔所収〕徳治3年(1308)
    実隆公記 〔所収〕文明13年(1481)
    建治三年記 〔所収〕建治3年(1277)
第72冊 外記日記(新抄)一 〔所収〕文永元年〜3年(1264〜66)
第73冊 外記日記(新抄)二 〔所収〕文永4年・弘安10年(1267・1287)
    享禄二年外記日記 〔所収〕享禄2年(1529)
第74冊 碧山日録一 〔所収〕長禄3年〜寛正2年(1459〜61)
第75冊 碧山日録二 〔所収〕寛正3年〜応仁2年(1462〜68)
第76冊 蔗軒日録 〔所収〕文明16年〜18年(1484〜86)
    盲聾記 〔所収〕永正17年(1520)

詳細内容見本(12頁)ができました。小社までリクエスト下さい。無料で送付いたします。
*下記サイトでも閲覧できます。(PDF)
https://catalogue.books-yagi.co.jp/files/pdf/c9784840622998.pdf

◆その他の新刊はこちら
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books?categ=10000


==================日本古書通信だより(2019年4月)=================

■「日本古書通信」4月号(84巻4号)4月15日発売 定価720円(送料78円)
https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/5401

主要目次
「装訂」が正しい表記か?                 羽村克
値付け―與良松三郎追悼文集『人間ヨラ』など        茅原健
〈雪岱文字〉誕生の新たな起点―泉鏡花「摩耶山記」の挿絵 真田幸治
初版本蒐集の思い出−川島幸希さんに聞く5
続PR紙誌探索2                    飯澤文夫
昨日も今日も古本さんぽ103               岡崎武志
本卦還りの本と卦145 ひだり馬             出久根達郎
その他


「装訂」が正しい表記か?(羽村克)より
この漢字表記を巡っては忘れられない思い出がある。
1984年、その頃少し関係していた名著出版の月刊『歴史手帖』で、巻頭言の「歴史と私」を元内閣文庫和漢書専門官の福井保氏にお願いしようという話が出て、同氏と面識のあった私に仲介の依頼があった。
掲載号が発行になった日、編集者から、福井氏の原稿に「装訂」とあったが、国語辞書を引いても余り馴染みのない表記なので、「装釘」に直しておいたと言われた。
短文ということもあって、著者校正がなかったのだと思う。まずいなあと心配していたところ、案の定、同氏から仲介の礼に添えて、自分は長澤規矩也先生に教えを受けた者であり、先生は「装訂」を使われると、温厚な氏らしく、さり気なく記された書状が届いた。
*ご注文は本メールに返信ください


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八木書店メールニュース 2019/4/26〔第45号〕
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