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配信日:2017/07/31
件名:歴史の闇を解きほぐす本質論(渡辺保・評)毎日新聞に『歌舞伎とは いかなる演劇か』書評紹介/〔コラム〕海外のキリシタン史料を読むために
八木書店出版物メールニュース 2017年07月31日号〔第24号〕

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========================イベント・ニュース=========================

■歴史の闇を解きほぐす本質論(渡辺保・評)

毎日新聞に『歌舞伎とは いかなる演劇か』書評に紹介
https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/3747

「[…]そしてさらに大事なのはこういう見方によって、翻って今日の歌舞伎はこれでいいのかという著者自身の疑問につながっていくことである。その精神のつながりが読者にもう一度歌舞伎の本質を問いかけている。[…]」

【6月新刊】武井協三著『歌舞伎とは いかなる演劇か』
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2156


■あの作家は●月生まれだった<8月編>

https://company.books-yagi.co.jp/archives/3735

今月ご紹介する作家は、会津八一・室生犀星・吉川英治の3名です。


●会津八一(あいづ やいち)

明治14年8月1日(一八八一)生
昭和31年11月21日(一九五六)没

歌人、書家、美術史家。新潟市古町通五番町生。号秋艸道人、渾斎等。
早稲田大学英文科卒。のち教授。
在学中より俳人として活躍したが、奈良旅行を転機として、その関心を短歌と仏教美術に向けた。
「南京新唱」で万葉調と現代感覚の合致を試みるも、世評に上るのは「鹿鳴集」にまとめられてからである。
歌集としてほかに「山光集」「寒燈集」等。その揮毫による歌碑、題箋、看板類は数多く、今も広く親しまれている。


●室生犀星(むろう さいせい)

明治22年8月1日(一八八九)生
昭和37年3月26日(一九六二)没

詩人、小説家。金沢市生。本名照道。別号魚眠洞。長町高等小学校中退後、
働きながら詩や俳句の投稿を始め、地方文壇で頭角を現す。
のち北原白秋に認められて「朱欒」に寄稿。萩原朔太郎と親交を結び、「感情」を創刊する。
中期以降は散文に重心を移しつつも、独特の作品世界を構築。晩年まで活発な創作活動を続けた。
詩集として「抒情小曲集」、小説として「性に眼覚める頃」「杏つ子」等。


●吉川英治(よしかわ えいじ)

明治25年8月11日(一八九二)生
昭和37年9月7日(一九六二)没

小説家。神奈川県久良岐郡中村根岸生。本名英次。
父親の事業失敗で山内尋常高等小学校高等科を中退。
様々な職を渡り歩きつつ、大正末より本格的な作家活動に入る。
出世作は「鳴門秘帖」「神州天馬侠」等。
多作ながらも、その作風は徐々に変化し、「宮本武蔵」は戦時下の青年に愛読された。
戦後は「新・平家物語」等の歴史長篇小説が大ベストセラーとなり、「国民文学作家」とも称された。


その他の「8月生まれ」はこちら
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books?categ=75108


==========================新着コラム==========================

■海外のキリシタン史料を読むために
高瀬弘一郎(慶應義塾大学名誉教授)

キリシタン史研究の第一人者の書き下ろしコラム!
イエズス会文書を読むことの大切さと、史料公開の難しさを乗り越える提案を、
実体験に基づいて語ります。

「キリシタン史は日本史でありながら、研究の史料は主として海外の教会史料に
依存しなければならないという特異性がある。
国内史料もあるが、それのみに拠ってキリシタン史を研究しようとすると、
研究対象が著しく偏ってしまい、その全貌を見通すのは不可能だと言っても過言ではない。[…]」

(続きを読む)https://company.books-yagi.co.jp/archives/3677


■広島県立文書館の大坂金蔵勘定帳のこと
大野瑞男(東洋大学名誉教授)

江戸幕府財政の重要な正本で、多数の計算も詳細かつ全く誤りのない正確さを
有した勘定帳の全貌

「『江戸幕府大坂金蔵勘定帳』(八木書店・史料纂集古記録編第191回配本・
2017年6月刊行)を出版してすぐ、広島市にお住まいの三浦忍という方から電話を頂いた。
そして同氏から安佐町郷土史研究会会報『ふるさと安佐』第八号(2017年7月1日)が送られてきた。
氏は同研究会に所属されるとともに、近年は広島県立文書館文書調査員として活動されておられる由である。[…]」

(続きを読む)https://company.books-yagi.co.jp/archives/3686


◆その他のコラムはこちら
https://company.books-yagi.co.jp/column

===========================新刊・関連書案内============================

■【7月10日刊】キリシタン時代のコレジオ
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2125
A5判・上製・函入・832頁
高瀬弘一郎著

イエズス会の教育機関で何が行われていたのか?
虚と実の交錯したキリスト教布教の真実!府内・天草・長崎等の各地に作られた
キリスト教イエズス会の聖職者養成機関「コレジオ」の知られざる実態を、
海外の原史料を博捜・読解して明らかにする


■【7月10日刊】新訂増補 キリシタン時代対外関係の研究
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2126
A5判・上製・函入・768頁
高瀬弘一郎著

日欧交渉史第一人者の名著を増補し、新稿3本を加えて待望の復刊!

海外に所在するカトリック教会の同時代史料を博捜し、
教会が一翼を担った海上貿易、商人、通貨、送金、為替、利子、教会と
権力者に焦点をあて、キリスト教教会の本音と建て前を徹底解明。
キリシタン時代日欧交渉史の名著『キリシタン時代対外関係の研究』
(1994年、吉川弘文館)の全編に渡り加筆訂正し、新稿3本を加え、索引を付す。


■近刊情報

【8月5日刊】梁塵秘抄詳解 神分編
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2144
永池健二編 本体13,000円+税

【8月9日刊】香取群書集成9
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/1884
香取神宮史誌編纂委員会編/石川晶康・川島孝一・小川一義校訂
本体20,000円+税

【8月24日刊】演劇研究の核心 人形浄瑠璃・歌舞伎から現代演劇
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2143
法月敏彦 本体9,800円+税

【8月24日刊】新天理図書館善本叢書19 源氏物語 池田本 7
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/500
天理大学附属天理図書館編 本体34,000円+税

【8月25日刊】尊経閣善本影印集成66 台記(宇槐記抄・台記抄・宇槐雑抄)
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/206
前田育徳会尊経閣文庫編・尾上陽介解説 本体33,000円+税


◆その他の新刊はこちら
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books?categ=10000

==================日本古書通信だより(2017年08月)=================

8月号:8月15日発売
 定価720円(送料78円)

*ご注文は本メールに返信ください

合本の功罪【日本古書通信 編集長だより19】

「本誌上や、八木書店グループHPのコラム欄で入手した雑誌について
度々書いてきたが、殆どが神田の古書市場もしくは即売会で購入したものだ。
その出所はここ数年にわたり膨大な在庫整理をしてきた東京の老舗古本屋だ。
通常では一気に揃えることが困難な雑誌が纏めて放出され、しかも、
私が求める戦時中の俳句雑誌や、戦中から終戦直後の文化雑誌などは、比較的安価で落札出来た。
金額もさることながら、時間をかけずに纏まって入手し得たことが有難い。
[…]
ただ、問題が一つある。合本された時に表紙が削除されているものが多いのだ。
「雲母」は各号とても気を使った表紙であるし、裏表紙裏には編集後記や奥付がある。
今回の場合、頁が少なくなった昭和十八年は合本一冊で各号表紙、七月号以降は裏表紙付だが、
他は、各年度とも三から四分冊でトップの号の表紙のみの場合が多い。
年を追うごとに各号表紙付が多くなり、表紙の重要性は認知されたようだが、
一定した法則は無いようだ。定期発行の雑誌の場合、版元が合本を販売するケースもある。
藤田初巳らの「句と評論」がそうだ。年間目次付の広告があるが、手元の合本は表紙が削除されている。[…]」
(続きを読む)https://company.books-yagi.co.jp/archives/3672

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八木書店メールニュース 2017/07/31〔第24号〕
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