八木書店出版物メールニュース

八木書店出版物メールニュース 2018年2月9日号〔33号〕

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イベント情報

『熱田本 日本書紀(全3冊)』が毎日新聞・朝日新聞で紹介!


□毎日新聞2018年2月5日夕刊「日本書紀:熱田神宮所蔵 全巻を複製出版」
https://mainichi.jp/articles/20180205/dde/014/040/008000c
「…原本がないだけに、『書紀』を読み解くには各種の写本を見比べ、本文を確定してゆく。また読み方を伝える訓点が付されているのが『書紀』の特徴だが、熱田本にも膨大な訓点が書き込まれている。当時どのように読まれていたのかが分かり、日本語史の上でも重要な資料だ。…」

□朝日新聞2018年2月7日夕刊「「日本書紀」熱田本、高精細カラーで復刻・出版」
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13349557.html
「…書写年代が古ければ、日本書紀の本文を検討する上で、重要なヒントがつかめる可能性がある。他の写本とは異なる訓(読み)が記された単語も多く、日本語の伝来や形成過程を考えるうえでも、今後、重要な書籍になりそうだ。…」

□関連:『熱田本 日本書紀(全3冊)』ご購入者全員にプレゼント
特製カレンダー「熱田神宮名宝選」
*2018年1月はじまりのものです
https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/4130

『熱田本 日本書紀(全3冊)』をご購入いただいたみなさまへ、もれなく2018年八木書店特製カレンダー『熱田神宮 名宝選』(非売品)をプレゼントいたします。【期限:2018年3月末日まで】
 

東京池袋の古書店・八勝堂書店の閉店セール【2/28まで】

 

昭和36年(1961年)4月より営業を続けておりました八勝堂書店の店主八木勝が逝去したため、閉店することとなりました。
八木勝は八木書店創業者八木敏夫の末弟です。

つきましては、閉店セールを行いますので、よろしくお買い上げのほどをお願い致します。

詳しくは以下のチラシをご覧下さい。
https://company.books-yagi.co.jp/wp-content/uploads/2017/12/df8b461d94ef020d22639e8174ebfefa.pdf

 

新着コラム

日本書紀の写本一覧と複製出版・Web公開をまとめてみた

日本書紀好きにはたまらない、「日本書紀の主な写本一覧」表、および「日本書紀写本アクセスガイド」を掲載!

「[…]多くの人に書き写され、今日まで残った『日本書紀』。それでは、『日本書紀』にはどれくらいの写本が残っているのでしょうか。次の「『日本書紀』の主な写本一覧」をご覧下さい(PDFファイル)。これはかつて前田育徳会尊経閣文庫編『尊経閣善本影印集成26 日本書紀』(八木書店、2002年)に収録した、石上英一先生「尊経閣文庫所蔵『日本書紀』の書誌」の付表をもとに、加筆し作成したものです。この表からさまざまなことが浮かび上がります。この表は、おおよそ左が一番古い写本で、右に行くにしたがって新しくなります。[…]」
 


『我楽多文庫』の原稿を二千円で【紙魚の昔がたり19】(弘文荘反町茂雄と創業者八木敏夫の対談)

「(八木) 勝本さんの話が出ましたので順序は前後しますが、尾崎紅葉の『我楽多文庫』の原本の話をしましょう。昭和十四年一月に、大阪日本橋の天牛書店の二階で、生田文庫という明治物の収集家の売り立て会がありました。その時に、尾崎紅葉が十九歳の時に、山田美妙・石橋思案等の友人たちと一緒に、肉筆の回覧雑誌をつくった。本当は一から八までのうち、一冊がなくなってしまって、現在は七冊だけ。天下一品です。それにつづく印刷非売本が八冊、これも非常な珍本で、揃いはほとんど出たことがない。そのあとが印刷公売本で全十六冊、これは複製の出来ておる珍本。最後が単に『文庫』という名前に変ってからのもので十一冊、と全部大揃いのものが一括で出ました。それが大変な呼び物だったんですが、これを私は、二千百一円という、妙な半端をつけた値で落札したんです。二番の人が二千百円だったと聞いていますが、うそか本当か、一円の違いで取れたんです。この時分の二千円といいますと、大した金でして、一寸した家が一軒買えただけの金なんです。これが勝本清一郎さんの注文でした。[…]」

 

新刊案内

【2月23日刊予定】
新天理図書館善本叢書21 源氏物語 池田本 9

定家本(青表紙本)系統の諸本中、52巻中48巻が鎌倉末写の基幹巻である最重要古写本の全貌を初公開!

天理大学附属天理図書館編
本体34,000円+税

 


【2月26日刊予定】
尊経閣善本影印集成61 小右記6
〔第八輯 平安古記録〕

藤原氏全盛期の平安中期の基本史料

【所収】寛仁元年(1017)・寛仁二年(1018)
前田育徳会尊経閣文庫編
本体33,000円+税

 


【2月28日刊予定】
史料纂集古記録編 第195回配本 
源敬様御代御記録3(全4冊予定)

徳川家康の9男、初代尾張藩主・徳川義直の出生から没後の49日法要までの年代記。尾張徳川藩の公式記録、初の全文翻刻。

【所収】寛永17年(1640)〜正保3年(1646)
(公財)徳川黎明会 徳川林政史研究所編/深井雅海・川島孝一・藤田英昭校訂
本体15,000円+税

 


【1月20日刊】
史料纂集古記録編 第194回配本
護国寺日記4(全5冊予定)

護国寺の役者が日々記した公用日記を初翻刻。徳川将軍家の祈願・祈祷を勤めた護国寺の真の姿を探る。

【所収】宝永2年(1705)正月〜宝永3年12月(1706)

坂本正仁校訂
本体15,000円+税

 


【1月25日刊】
定家本 源氏物語 行幸・早蕨

詳細不明だった定家本二帖の全貌を、高精細原寸カラー版で初公開

収録原本は、『行幸』(国所蔵・文化庁保管/重要美術品)、『早蕨』(安藤積産合資会社所蔵/重要文化財)。影印本文に加え、詳細な解題を収載する。

藤本孝一編・解題
本体28,000円+税

 


【12月15日刊】
〔高精細カラー版〕熱田本 日本書紀
(全3冊)〔重要文化財〕

日本書紀全30巻のうち冒頭15巻(巻11欠)所収、うち7巻が最古。墨朱濃淡・料紙の質感等、原本の様態を精緻に再現。書誌・訓点・和歌・料紙など、原本調査をふまえた多角的な視点からの解説を収録。原本の実像に迫る。

熱田神宮編/荊木美行・野村辰美・福井款彦・遠藤慶太・木田章義・大槻信・渡辺滋解説 
揃本体120,000円+税〔分売可〕

【『熱田本 日本書紀』を徹底紹介したフルカラー8頁の詳細な内容見本出来!】
実際の仕上がり・サイズ・用紙で印刷した本文見本にくわえ、解説執筆者が語るみどころ、製作工程の図解など、情報満載です。
無料で送付いたしますので、小社までお名前、ご住所、電話番号を明記の上、本メールに返信ください。
*webでもご覧になれます(PDFファイル・約2メガ)。
https://catalogue.books-yagi.co.jp/files/pdf/c9784840622165.pdf

 

日本古書通信だより(2018年2月)

『世界文学』の伊吹武彦「編輯者のことば」【日本古書通信 編集長だより25】

「かつて、翻訳文学書は古書業界の人気アイテムで、文庫本でしか読めない作品とか、著名作家や詩人による翻訳書は割合高額で販売されたものだ。東大とか京大の欧米文学研究者の著書も持て囃された時代があったが、もう二十年以上前の事で、今や古書価は下がる一方だ。海外の思想書も文学程ではないが人気が高いとは言い難いだろう。[…]」

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