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配信日:2022/06/03
その症状の目的は?
◇◆ Aステーションマガジン (Vol.303) ◇◆




お疲れ様です。


6月になりましたね。


私が入院したのがちょうど1年前。


つい昨日のことのよな、遠い昔のような、


また、時々「夢でも見ていたのかな」という感じになるときもあります。


今年は夏を味わえるのが楽しみです。




入院して最初の抗がん剤投与した直後は副作用がかなりひどく、


ドクターや看護師さんたちが、入れ代わり立ち代わり


私のいる病室にきていて、


皆、他の患者さんよりも私にかかりきりになっていました。


投与が終わってしばらく経つと、


比較的体調のよいタイミングもありました。


するとドクターや看護師さんたちの部屋にやってくる回数も減ってきます。



そんなとき、他の部屋の患者さんが調子悪くなったりして、


今度は皆、そちらにかかりきりになりました。


その状況で、一瞬、


寂しいというか、その患者を少し羨ましいというか、


かまってほしがっている


そんな感覚を感じる自分がいました。


「この感覚、、、これ、注意せんとあかんやつやな。」


心理を学んでいたおかげでその自分に氣づき観察できましたが


そうでないと、いらない感情を多く感じたかもしれません。



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子供のころにも感じたことがある人いるかもしれませんが


自分のきょうだいが熱を出したりして、


親の関心がそちらに向くと


それに対して、なんともいえない感情を抱くことがあります。


そして「だったら、自分も弱ろう」と、


意識ではなく、無意識に近いレベルで選択、決断してしまうと


そのやり方を何度も繰り返してしまう人もいます。


二次利得(この場合は疾病利得)というやつです。


一見、良くないことでも、


二次的な何かを得ているというものです。


これは本人も氣づいていないことが多いです。



弱った状態だと誰かから肯定的な刺激(ストローク)が得られる


しかし、そこから回復して元気になってしまうとそれは得られなくなる。


先の私の例、


隔離された無菌室で一人ですから


かなり刺激(ストローク)の少ない環境です。


人からの刺激(ストローク)に対しては敏感になっていたようで


「こっちもかまってほしい」と感じている自分がいるのがはっきりとわかりました。



気づいていないと


「こんなに病んでます」「こんなに問題があります」といったように


もっと不健康アピールをしたりしたかもしれないし、


そういうマインドが身体レベルにまで影響を及ぼしていたかもしれません。



刺激(ストローク)を得る為に


病気やネガティブな状態になることを選択、それを繰り返していたら


最終的には心身が持たずに潰れてしまいます。


代わりに健全な形で刺激(ストローク)を得ることもできます。


私の知人で一年ほど入院していた人がいます。


その方も症状が重かったので


入院中は看護師さんたちから手厚いケアを受けていました。


退院後、ケアしてくれる人がいない環境に寂しさを感じ、


気が付いたら、ふらっと病院の前まで来ていたそうです。


ハッと我に返り、


そこからは自分の意識を好きな仕事などの活動に向けていかれ、


その活動からも刺激(ストローク)を得て、


さらに、幸運なことにすぐに生涯のパートナーに出会い、


そこからも多くの刺激(ストローク)を得られたようです。




私も退院のとき、寂しさを感じました。


しかし、それ以上に


家族に会いたい。これ以上心配かけたくない。


待ってくれている人がいる。


回復を祈ってくれている人がいる。


日常生活に戻りたい。


「私は無事に退院し、わが家に帰る」


そのアウトカム(ゴール)は、明確でした。




本退院の前、年末に外泊許可がでて一時帰宅しました。


また年始に病院に再入院する際、娘から言われました。


私が「正月終わったらまた病院に戻るよ」と言うと、


娘は「ちがう、”戻る”のはこっち。ここがパパの家!」と。



長く居ると、そこが自分のホームのような錯覚を起こします。


そして、一見ネガティブな状態でも


そこから何かを得ていたらそれがあるために


そのネガティブな状態を手放せなくなってしまうことがあります。



そこから何か得ているものがあり、


それを得る手段はそれしか無いと感じてしまっている。


また、その状態にいる自分こそが私だと思い込んでしまっている。



もちろん、手放さなくても大して問題にならないレベルのものもありますが、、、


もし「もうたくさんだ!」と感じていたら


ラッキーかもしれません。


それは手放すチャンスでもあります。




最後まで読んでくださり、ありがとうございます。


明日もよい一日を☆



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