八木書店出版物メールニュース

八木書店出版物メールニュース 2017年05月26日号〔21号〕

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イベント・ニュース

■春の学会、出展情報


八木書店は下記の日程で学会に出展いたします。


書籍の展示販売のほか、近刊書の内容見本などを多数ご用意しております。
学会にお越しの際には、お気軽にお立ち寄りください。

【5月27日(土)・28日(日)】
・歴史学研究会(於:学習院大学)
・中古文学会(於:東京女子大学)
・中世文学会(於:明治大学駿河台校舎)

【5月27日(土)】
・日本近代文学会(於:東京外語大学)
 *学会は28日も開催。出店は27日のみ。

【5月28日(日)】
・日本考古学協会(於:大正大学)

【6月10日(土)・11日(日)】
・日本近世文学会(於:東京女子大学)

【6月24日(土)・25日(日)】
・古代交通研究会(於:日本大学経済学部)


■塩村耕氏講演会「岩瀬文庫で出会った人と本」
【日本古書通信社主催古書セミナー開催】


日本古書通信社主催古書セミナー開催を開催いたします。
これまで古書業者向けに開催してきた『古書セミナー』を今回は一般の方にも公開して開催いたします。参加人数に限りがありますので、お早めにお申し込み下さい。

○講演者:塩村耕氏(名古屋大学教授・西尾市岩瀬文庫資料調査会会長)
○題目:岩瀬文庫で出会った人と本
○日時:2017年6月9日 午後4時〜6時
○会場:駿河台ヤギビル6階会議室
○参加費:2000円(当日会場でのお支払い)

○概要:2000年より始めた岩瀬文庫所蔵古典籍の全調査も、漸くゴールを迎えようとしています。その間、生きた人の世界からはすっかり遠ざかっていましたが、その分、数多くの死者たちとは親しい仲になりました。その中でも格別印象深い人や本との出会いについてお話ししましょう。(塩村)

○申し込み:下記宛メールもしくはFAXで、お名前・電話番号を明記の上お申し込み下さい。募集30名ですので、満員となり次第締め切ります。

Eメール by8f-yg@asahi-net.or.jp
FAX 03(3292)0285
日本古書通信社・古書セミナー係


あの作家は●月生まれだった<6月編>


今月ご紹介する作家は、川端康成・荻原井泉水・新田次郎の3名です。

川端康成(かわばた やすなり)

明治32年6月14日(1899)生
昭和47年4月16日(1972)没

小説家。大阪市北区此花町生。東大国文科卒。

横光利一らと同人雑誌『文藝時代』を創刊
西欧の前衛的な文学潮流を取り入れた、新感覚派の代表作家と目される。流行作家、新人発掘の名手、日本の美の紹介者として、多彩な顔を持つ。作品として「伊豆の踊子」「雪国」「千羽鶴」等。1968年ノーベル文学賞に輝き、国際的な評価も高い。


荻原井泉水(おぎわら せいせんすい)

明治17年6月16日(1884)生
昭和51年5月20日(1976)没

俳人。東京芝区神明町生。東大大学院卒。専攻は言語学。

本名藤吉。旧号愛桜。晩年は随翁とも称す。
河東碧梧桐らと新傾向運動に参加するも、のち離別。ゲーテ、シラーらの短詩に影響を受け、自由律の句作に邁進する。俳誌「層雲」主宰。門下には尾崎放哉、種田山頭火らの俊英が集う。代表作として句集「原泉」「長流」等。


新田次郎(にった じろう)

明治45年6月6日(1912)生
昭和55年2月15日(1980)没

小説家、気象学者。長野県諏訪郡上諏訪町生。本名藤原寛人。

神田電機学校卒。妻ていは作家。高山気象研究の専門家として富士山気象レーダーの建設にも係わる。『強力伝』で直木賞受賞。『武田信玄』などの執筆活動に対し、吉川英治文学賞受賞。山岳小説の第一人者として知られるが、科学者や技術者に材を取る作品も多い。

人気コラム

■高精細カラー版の製作現場【3回・連載中】

人気の連載コラムを紹介。
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八木書店の高精細カラー版出版物が作られる舞台裏を紹介

(1)影印出版の舞台裏へようこそ
(2)色校正裏話
(3)特殊製本を手がける職人技

■紙魚の昔語り【全36回、10回・連載中】

弘文荘・反町茂雄を聞き手として八木書店の創業者自らが語った実歴談

(1)神戸の小売書店へ
(2)古本修行に東京へ
(3)一誠堂での店員生活
(4)「大阪古本通信」を譲り受ける
(5)『日本古書通信』の創刊
(6)明治大学入学、有力教授達を識る
(7)組合が古書相場公開禁止
(8)難局打開の新方策
(9)公定価格問題で活躍
(10)召集で中支・南支・北支と転戦

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■文学・歴史資料のデジタル加工入門【11回・連載中】

木越治(国文学研究者・金沢大学名誉教授)

コンピュータを使う上で、こうしたら楽にできるよ、というような事例を紹介。
テキストデータの処理方法を用いて使いやすく整形・加工する方法を伝授する。


(1)「正規表現」を使ってデータを加工してみよう
(2)フリーウェアの話と前回の別解
(3)MS-DOSでできること・その1 コマンドを使ってみる
(4)MS-DOSでできること・その2 拡張子・ワイルドカードとバッチファイルについて
(5)MS-DOSでできること・その3 削除系コマンドの使用法とバックアップ対策について
(6)オンラインストレージ・サービスの話
(7)パソコンで日記を書くために
(8)awkの使い方
(9)awkの使い方2ーcsvファイルからの展開
(10)大量置換のためのツール sed を用いて その1
(11)大量置換のためのツール sed を用いて その2

■日本古書通信 編集長だより

樽見博(日本古書通信編集長)【17回・連載中】

 

書籍にまつわるあれこれ

(1)丸善・雄松堂統合記念フォーラム「大学図書館の現実的な未来像」
(2)渡辺水巴の「曲水文庫」「曲水叢書」について
(3)俳句誌「京鹿子」同人中西其十と珍企画「俳句雑誌会社見立」
(4)宮城県亘理町と漱石「文鳥」
(5)久保田万太郎「夏のわかれ」追跡―『薄田泣菫宛書簡集』によって
(6)天目山荘・武者宗十郎
(7)異装版と特装版
(8)9月1日はレビュー記念日 岸田辰彌と白井鐵造
(9)『短歌研究』昭和20年第4号―疎開という名の難民
(10)戦後版『女性改造』の休刊について
(11)宮沢賢治 菊の俳句短冊
(12)俳句雑誌に見る明治〜昭和初期地方文化の豊かさ
(13)橋本健吉(北園克衛)大正11〜12年の詩3編
(14)実益雑誌『力之日本』―甲賀三郎「毒殺の話」と「警視庁特高課長毛利基氏」
(15)明治末期の「北米俳壇の沿革」
(16)室生犀星「或詩集の序詩」と水町京子主宰「遠つびと」
(17)時代を写すスポーツヒーロー

新刊・関連書案内

■【5月20日刊】
日本古代の道路と景観−駅家・官衙・寺−

道路がつなげる都城と地方の景観を具体的に復元!

A5判・本体9,500円+税
鈴木靖民・荒木敏夫・川尻秋生編

駅家や官衙・寺など、多面的な機能を持ち合わせた遺跡に注目し、全国の発掘成果をふまえた論考や、駅家遺構の紹介・コラム等、合計34本を収録。

■【5月30日刊】
尊経閣善本影印集成65水左記(第8輯平安古記録 第5回配本)


【高精細カラー版】二番目に古い自筆日記

本体32,000円+税
A4判・上製・貼函入・304頁
前田育徳会尊経閣文庫編
石田実洋解説(宮内庁書陵部)

具注暦に書かれた自筆本二巻の表裏と室町期書写の抄出本一冊を高精細カラー版で提供。墨朱濃淡・料紙の質感等、原本の様態を精緻に再現。石田実洋氏による原本調査を経た書誌解説を収録。他書に見える水左記の逸文翻刻、現存記事一覧表を付す。
〔所収〕平安後期自筆二巻〈国宝、承暦元年・永保元年〉・室町期写一冊〈抄出本〉

史料纂集古記録編 第190回配本 兼見卿記6


新発見の天理図書館所蔵の自筆原本を翻刻し収録した織豊期の最重要史料!

所収:文禄5年〔慶長元年〕(1596)正月〜12月/慶長2年(1597)正月〜12月
慶長7年(1602)6月〜12月/慶長8年(1603)正月〜8月
慶長13年(1608)正月〜12月

橋本政宣・岸本眞実・金子拓・遠藤珠紀校訂

本体13,000円+税
A5判・上製・函入・272頁

 

●【史料纂集、ただいま組版中】
「護国寺日記」第三
「江戸幕府大坂金蔵勘定帳」
「中臣祐範記」第三
「鴨社文書」
「楽只堂年録」第六
「源敬様御代御記録」第三
「公名公記」第一
「権記」第四
「守光公記」第一
「通兄公記」第十二
「言継卿記紙背文書」第三 などが、校正・組版進行中!

次回配本は、「江戸幕府大坂金蔵勘定帳」を6月に刊行の予定です。
最新情報は本メルマガ、小社ウェブサイトにて随時更新いたします。ご期待ください!

●史料纂集 品切本はオンデマンドで入手できます
書目はこちら

           

日本古書通信だより(2017年06月)

■時代を写すスポーツヒーロー【日本古書通信 編集長だより16】


6月号:6月15日発売
 定価720円(送料78円)
*ご注文は本メールに返信ください

「写真は、朝日新聞社が発行していた「大相撲画報」の昭和35年2月と5月刊行の通巻29号と30号である。春場所と五月場所特集で今から57年前の雑誌だ。サイズはB4判で50ページ、カラーは表紙だけ。新聞社の雑誌だからタブロイド判の輪転機印刷かと思ったが、正確にB4判である。いわゆるグラフ雑誌で、昔の「朝日グラフ」や「毎日グラフ」と同サイズだが、今では流通上嫌われて殆ど見ない判型である。表紙の二人は言わずと知れた大鵬と柏戸。春場所の大鵬(19歳)は前頭13枚目だが、五月場所では4枚目、[…]

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八木書店メールニュース 2017/04/12〔18号〕
発行:(株)八木書店 古書出版部 https://catalogue.books-yagi.co.jp/
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