八木書店出版物メールニュース

八木書店出版物メールニュース 2017年02月22日号〔15号〕

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あの作家は●月生まれだった
3月編


樋口一葉(ひぐち いちよう)
明治5年(1872)3月25日生

【話題ピックアップ】

●樋口一葉、原稿料倍増!
「明治28年(1895)1月 樋口一葉の「たけくらべ」は「文学界」(明28・1〜29・1)に7回分載されたのち、 「文芸倶楽部」(明29・4)に一括再掲載されて鷗外、斎藤緑雨、幸田露伴の絶賛を経て一葉の名は一躍知れ渡る。 これまで30銭の稿料が「文芸倶楽部」では1枚70銭となる。」 (浅井清・市古夏生監修『作家の原稿料』

●樋口一葉の「たけくらべ」未定稿から、作品の生成を探る
日本近代文学館編『近代文学草稿・原稿研究事典』

【自筆物を手に入れる】

「樋口一葉未定稿幅」
『断片・書入れ』4より
1,800,000円・1幅



水上勉(みずかみ つとむ)
大正8年(1919)3月25日生

【話題ピックアップ】

●妻の本音「もう少し貯金ができるまで働かせてほしい」
「昭和34年(1959)8月 水上勉、『霧と影』で初めて「何万円か」の印税内金を得る。それを見せても妻は仕事をやめないという。1冊の本が出て、仮にそれが好評でも一家の暮らしが成り立つわけではなく、次に仕事をしなければ印税の切れ目が生活の切れ目となる。その時にまた働きに出ようとしても難しい。もう少し貯金ができるまで働かせてほしい、というのが妻の言い分だった。」 (浅井清・市古夏生監修『作家の原稿料』

【自筆物を手に入れる】

「水上勉草稿」
1帙 『指の舌』 ペン書
400字詰自家用箋28枚完
380,000円



海音寺潮五郎(かいおんじ ちょうごろう)
明治34年(1901)3月13日


【自筆物を手に入れる】

「海音寺潮五郎書簡」
緑川玄三宛 毛筆ペン書 巻紙便箋 封筒付
昭45・3・3〜48・10・2付
480,000円・34通



*その他の「3月生まれの作家」はこちら

新着コラム

高精細カラー版からわかるこ
(石塚晴通・国語学)


【書き下ろしコラム】

貴重書を質量共に保持していることで著名な天理図書館の優品を、白黒影印 ながら微細な点まで見えるようにしてそれぞれの分野の学に多大に貢献して 来た天理善本叢書が、今また其の内の雄品を選び高精細カラー版の新天理善 本叢書として新たな学術資料を提供している。[…]


awkの使い方2―csvファイルからの展開


【文学・歴史資料のデジタル加工入門9】
コンピュータを使う上で、こうしたら楽にできるよ、というような事例を紹介。 テキストデータの処理方法を用いて使いやすく整形・加工する方法を伝授する。

前回に引き続きテキスト処理に便利な「awk」をご紹介。今回は「研究会費の 請求文書」や「文献目録の整理」など、実例を挙げて解説いたします。


特殊製本を手がける職人技


【高精細カラー版の製作現場3】
本作りの舞台裏を紹介する連載コラム

小社の高精細カラー版影印書籍は、大判・横本で可読性を高めておりますが、 壊れやすさというリスクも抱えており、通常より堅牢な製本作業が必要となります。 今回は、和綴じ製本などの特殊製本を手がける職人集団・博勝堂さんに取材し、 製本工程における職人技に迫ります。

新刊・関連書案内

【2月15日刊】
新天理図書館善本叢書7
和名類聚抄 高山寺本


日本最古の分類体漢和辞書、待望のカラー影印!

平安〜江戸期までの長きに渡って国内文献に引用・利用された「和名類聚抄」。 所収本は平安時代末期の書写にかかる伝本中最古のもの〈重要文化財指定〉。 この時代の特徴である「右下がり書風」が顕著で、朱声点(アクセント記号)附き 和訓が存する。

【関連既刊】

新天理図書館善本叢書8 三宝類字集 高山寺本


【シリーズ】

新天理図書館善本叢書 第2輯 古辞書(全6冊)

新天理図書館善本叢書 第1輯 国史古記録(全6冊)

新天理図書館善本叢書 第3輯 源氏物語 池田本(全10冊)


【2月22日刊】
尊経閣善本影印集成59
小右記 4


藤原氏全盛期の平安中期の基本史料を、高精細カラー版で!

平安時代中期の公卿、藤原実資の日記。著者の出自と政治的位置とに伴う情報の 豊かさと正確さ、それを記録する意欲の強さと表現能力の高さを兼備した、 代表的な貴族の日記!巻4は長和三年(1014)、長和四年(1015)を所収。

【関連既刊】

尊経閣善本影印集成56 小右記 1

尊経閣善本影印集成57 小右記 2

尊経閣善本影印集成58 小右記 3

【シリーズ】

尊経閣善本影印集成 第一輯〜第八輯

多くの貴重書を所蔵する我が国屈指の古典文庫である尊経閣文庫の蔵書から、 主に国文・国史の研究に必須の善本を精選し、精緻なオフセット印刷により影印、 順次刊行し、広く研究者の利用に供する。

第一輯「儀式書」/第二輯「類書」/第三輯「古辞書」/第四輯「古代史籍」 第五輯「古代法制史料」/第六輯「古代説話」/第七輯「平安鎌倉儀式書」 第八輯「平安古記録」

    

日本古書通信だより(2017年02月)

実益雑誌『力之日本』―甲賀三郎「毒殺の話」と「警視庁特高課長毛利基氏」
【編集長だより14】


2月号 2月14日発売
定価720円(送料78円)

*ご注文は本メールにご返信ください

古書市場で二束の雑誌を落札した。その中に大正末から昭和12年にかけて 出された経済雑誌が含まれていた。経済雑誌というよりは実業、金儲け雑誌 という方が適切である。一つは後に明治大学商学部教授となる井関十二郎が主幹・ 社長を務めていた『実業界』(明治43年創刊)。これは宣伝や広告などの専門誌で、 この分野では早期のものではないだろうか。もう一つ紹介したいのは、小笠原長信 という人物が昭和10年に創刊した『力之日本』(力之日本社)という雑誌だ。[…]

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