樋口一葉(ひぐち いちよう)
明治5年(1872)3月25日生
【話題ピックアップ】
●樋口一葉、原稿料倍増!
「明治28年(1895)1月 樋口一葉の「たけくらべ」は「文学界」(明28・1〜29・1)に7回分載されたのち、
「文芸倶楽部」(明29・4)に一括再掲載されて鷗外、斎藤緑雨、幸田露伴の絶賛を経て一葉の名は一躍知れ渡る。
これまで30銭の稿料が「文芸倶楽部」では1枚70銭となる。」
(浅井清・市古夏生監修『作家の原稿料』)
●樋口一葉の「たけくらべ」未定稿から、作品の生成を探る
日本近代文学館編『近代文学草稿・原稿研究事典』
【自筆物を手に入れる】
「樋口一葉未定稿幅」
『断片・書入れ』4より
1,800,000円・1幅
水上勉(みずかみ つとむ)
大正8年(1919)3月25日生
【話題ピックアップ】
●妻の本音「もう少し貯金ができるまで働かせてほしい」
「昭和34年(1959)8月 水上勉、『霧と影』で初めて「何万円か」の印税内金を得る。それを見せても妻は仕事をやめないという。1冊の本が出て、仮にそれが好評でも一家の暮らしが成り立つわけではなく、次に仕事をしなければ印税の切れ目が生活の切れ目となる。その時にまた働きに出ようとしても難しい。もう少し貯金ができるまで働かせてほしい、というのが妻の言い分だった。」
(
浅井清・市古夏生監修『作家の原稿料』)
【自筆物を手に入れる】
「水上勉草稿」
1帙 『指の舌』 ペン書
400字詰自家用箋28枚完
380,000円
海音寺潮五郎(かいおんじ ちょうごろう)
明治34年(1901)3月13日
【自筆物を手に入れる】
「海音寺潮五郎書簡」
緑川玄三宛 毛筆ペン書 巻紙便箋 封筒付
昭45・3・3〜48・10・2付
480,000円・34通
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