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八木書店古書目録 近代文学特輯 79号 web公開開始

本年も新春の古書目録は、近代文学の書籍と自筆物を合わせた形となりました。目録の内容は小社webにて検索・閲覧可能です。
こちらからアクセスしてご覧下さい。

なお従来の冊子版にご興味のある方は古書部までご請求ください。

＜古書部連絡先＞
株式会社八木書店古書出版部　古書課
E-mail:kosyo@books-yagi.co.jp
TEL:03-3291-8221

受付時間　月曜日〜土曜日　10：00〜18：00
※日祝日は除く

オールカラーの『源氏物語』
―尾州家河内本と池田本―
（宮川葉子・日本古典文学）

【書き下ろしコラム】

6年かかって全巻読了、近々竟宴を計画している。『尾州家河内本 源氏物語』 （八木書店・2010年12月から、隔月、2013年12月まで配本。全10巻。 オールカラーの影印複製）をテキストにしてのそれであった。 2010年12月、私は「河内本源氏物語を読む会」というささやかな同好会を立ち上げた。［…］

安永2年（1773）加賀藩前田家江戸屋敷の歌舞伎番付

【古記録拾い読み 4】
古記録を読むことで浮かび上がる様々なモノ・コトを八木書店の編集者が紹介

かぶき者（傾奇者、歌舞伎者）とは、戦国時代末期から江戸時代初期…特に慶長年間から寛永年間（1596〜1643）にかけて、江戸や京都などで流行した…異風を好み、 派手な身なりをして、常識を逸脱した行動に走る者たちのことをいいます。 当時、異形・異様な風体が「かぶきたるさま」として流行したようです。加賀百万石の 礎を築いた初代の利家や、「花の慶次」ですっかりメジャーになった利太も傾奇者として 著名な人物でした。［…］

組合が古書相場公開禁止

【紙魚の昔がたり 7】
反町茂雄を聞き手として創業者自らが語った八木書店の実歴談

（八木）　反町さんとか、文求堂さん、その他大勢の方が大変心配して下さって、 いろいろ尽力応援して下さった。地方の同業からずいぶん沢山手紙や電話で激励 して頂いたんですが、結局組合は、総会にもかけずに、決議一本で、公開を禁ず という断を下しちゃった。仕方ないから、東京の相場欄の部分は、相場だけを白紙 にした号を作り、発送したわけです。[…]

【特輯・近代文学】
近代文学草稿・原稿研究事典

完成された作品では分からない、近代文学研究に不可欠な作品の生成過程を明らかに

作家の原稿に接する楽しさ、原稿用紙・筆記用具の変遷、原稿から印刷出版に於ける 様々な過程、代作・検閲などの実態、古書店による発掘・流通などについての論考と、 65人の作家の事例を具体的に取り上げた。活字化された本文では見えてこない創作時に 於ける作家の状況を解読し、新たな作品研究の可能性を提示する。

【特輯・近代文学】
作家の原稿料

作家の収入はどのように変遷したのか？

出版者・出版社の関係資料、及び作家の自伝・日記・書翰、編集者の回想記などの 関連資料の博索・蒐集。作家の報酬の実態を調査・分析し、関連することがらを 簡略にまとめた読める年表！

【特輯・近代文学】
Ｗｅｂ版　弘文荘待賈古書目

稀代の目利きが販売した書物流転の記録に検索データを付したオンライン版！古書・蔵書調査に必携の辞典！

昭和8年の第一号から、59年の最終の敬愛書圖録2まで、古書肆弘文荘・反町茂雄氏が刊行し、 顧客に送り続けた古書目録全77冊、収録書目20,202点、全10,600頁を、オンラインでデジタルアーカイブ化。
〔JKBooks ジャパンナレッジ電子書籍プラットフォーム〕

【検索例】
今年没後100年となる夏目漱石。例えば「漱石」で検索すると94件。そのうち画像があるものが37件にのぼります。 油絵、自筆書簡、原稿、初版本など、漱石の多彩な活動がかいま見られます。

小社取り扱いの古書は「八木書店 出版・古書目録」ページから検索可能です！

八木書店HP「出版・古書目録」ページの特徴

・八木書店の新刊、古書をまとめて検索し、比較が可能です。
・書名の一部、またはキーワードからも探せます。
・詳細なカテゴリー分けにより、興味関心のある分野の関連古書も同時に閲覧できます。

【検索例】
今年生誕150年を迎える「夏目漱石」「正岡子規」「幸田露伴」。
それぞれ出品しております。

「正岡子規・夏目漱石短冊幅」
福びきのわれ大なるものを得たり　子規
独り居や思ふ事なき三ヶ日　漱石
2,800,000円

「正岡子規草稿額」
『寒山落木』　毛筆　寒川鼠骨鑑定付
「寒山落木」は子規本人の俳句稿。この稿には「秋」の八句が収録されている。〔種別〕俳句
480,000円

「幸田露伴草稿」
『楊貴妃と香』　鉛筆　200字詰自家用箋36枚完
晩年の随筆。眼病に効果があるとされる龍脳香について。「知性」掲載。白内障に悩まされ、「毛筆で細字を為すには耐へがたくなり」、筆記用具が鉛筆に変わっている。〔種別〕随筆
680,000円

日本古書通信 2月号
2月14日発売です

2月号　2月14日発売
定価720円（送料78円）

＜2月号主な記事＞

・川端康成と蒲原有明―有明の「日記」から（高梨章）
・京都・八坂神社蔵新三十六歌仙屏風絵（三好彰）
・旭川の文学館と『氷点』の旅（田坂憲二）
・勝海舟の読みたかったキンスベルゲン（片桐一男）

その他、「林芙美子拾遺」（廣畑研二）、「北斎『東遊』に描かれた江戸（鈴木淳）、 「本卦還りの本と卦」（出久根達郎）など、好評連載が満載！

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