八木書店出版物メールニュース

八木書店出版物メールニュース 2017年01月25日号〔13号〕

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イベント・ニュース

2017年最初の八木書店メールニュースです


【ただいま編集中!】
担当編集者から一言。
2017年の「意気込み」を語ります。

●刊行50周年を迎える史料纂集

今年は、『史料纂集』の刊行がはじまって50周年の節目の年です。 この叢書は、続群書類従完成会の創業45周年の記念事業として、 昭和42年(1967)より刊行が開始され、平成19年(2007)から 八木書店が事業を引継ぎました。現在古記録編188冊、古文書編48冊を刊行。 今年も順次新刊を出版していきます。(柴田)

●「新天理図書館善本叢書」古辞書と源氏物語池田本の刊行

偶数月に計6冊配本します。第2期「古辞書」は2月に 『和名類聚抄』・10月に『世俗諺文・作文大躰』を、 第3期「源氏物語池田本」は4・6・8・12月に五〜八を刊行します。 他に『西山宗因全集』の最終配本第6巻、 単行本として『梁塵秘抄詳解 神分篇』 『定家本源氏物語 行幸・早蕨(高精細カラー版)』の刊行を 予定しています。(金子)

●官衙・駅家・寺院―広がる古代の景観を復元

日本の古代、全国には国府・郡家などの官衙や、 交通の要・駅家(うまや)、寺院(国分寺等)などが並び建っていました。 これらは古代の道によって奈良・京の都へとつながっていました。 古代社会の全国の事例を最新の研究成果をもとに紹介した 『日本古代の道路と景観』を編集中です。ご期待ください。(恋塚)

●井伊直虎の末裔:井伊直弼の死について

幕末史の重要資料「安達清風日記」(安政元年〜明治元年)は、国会図書館の近代デジタルライブラリー等で閲読できますが、 桜田門外の変のあった安政7年3月条等が欠落しています。 ところが清風の子孫から著者がもらった日記のコピーには、当事者の関鉄之丞からの書簡の写しが記載されている他、 逃亡中の関が鳥取まで清風を訪ねたことが記されていました。 3月中旬刊『南摩羽峰と幕末維新期の文人論考』(仮題)にてその詳細をご確認ください。(滝口)

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


八木書店古書目録 近代文学特輯 79号 出来あがりました!


本年も新春の古書目録は、近代文学の書籍と自筆物を合わせた形となりました。
ご興味のある方は古書部までご請求ください。

webでの公開は2月初旬を予定しております。

<古書部連絡先>
株式会社八木書店古書出版部 古書課
E-mail:kosyo@books-yagi.co.jp
TEL:03-3291-8221

受付時間 月曜日〜土曜日 10:00〜18:00
※日祝日は除く

新着コラム

awkの使い方
(木越治・日本近世文学)


【文学・歴史資料のデジタル加工入門8】
コンピュータを使う上で、こうしたら楽にできるよ、というような事例を紹介。テキストデータの処理方法を用いて使いやすく整形・加工する方法を伝授する。

今回はテキスト処理に便利な「awk」をご紹介。コマンドライン上で動かすプログラムなので少々取っつきにくく見えますが、覚えてしまえば処理がすごく楽になりますよ。


茶聖・千利休の妻女を蛇責めする石田三成


【古記録拾い読み3】
古記録を読むことで浮かび上がる様々なモノ・コトを八木書店の編集者が紹介

蛇責めの刑は、古代中国の暴君として知られる殷の紂王が考案した残酷な刑の一つで、 樽の中に罪人と一緒に多数の蛇を入れて蓋をするという刑です。この樽に酒を入れると、 蛇はさらに暴れるという残忍なもののようです。 江戸中期に著された『絵本太閤記』には、「千利休の妻女が石田三成によって蛇責めの 刑に処せられた」と記され、豊臣秀吉が利休の妻子に対してこの刑を行ったという話が 出てきます。[…]


橋本健吉(北園克衛)大正11〜12年の詩3編


【日本古書通信 編集長だより13】

昨年の日本古書通信4月号に「編集長古本雑記4 大正12年8月発表の北園克衛の詩」 というコラムを掲載した。2005年1月号にも、大正13年の「文章倶楽部」や大正14年の 「世界詩人」に橋本健吉名で発表した詩作品を紹介したが、それに先立つ大正12年8月号 「鹿火屋」掲載の「死」という作品を紹介したものだ。関東大震災の直前で、主宰者 原石鼎居の「鹿火屋」発行所も被災後しばし休刊、健吉も郷里に戻る。そんなことから 作品の発表媒体が「文章倶楽部」に移ったのかと書いた。[…]


明治大学入学、有力教授達を識る


【紙魚の昔がたり6】
反町茂雄を聞き手として創業者自らが語った八木書店の実歴談

(郡田純一) 第一号は何年ですか。
(八木) 昭和九年ですね。一月二十五日号です。滑り出しよくやっているうちに、 私自身商業学校しか出てないもんですから、編集や執筆に力が足りない。そこで 明治大学の新聞学部に入りました。新聞学部は大学の卒業生じゃないと入れない 学部なんです。実は佐々木さんといって反町さんのお友達ですが、その方が地理学の 教授で、明治大学で教えておられたので、その先生にお願いして、新聞学部に入れて 頂いたわけです。[…]

新刊・関連書案内

【「古書店」を知る】
定本 天理図書館の善本稀書
〔オンデマンド版〕

日本第一の貴重書の宝庫として世界的に有名な天理図書館の蒐集秘話集

中山正善氏と反町茂雄氏との対談をオンデマンド版で追補。
戦後の大混乱期に諸名家から放出された莫大な数の国宝・重要文化財級の古書・珍書の 流転・定着の過程を第一の古書肆が偽らず飾らず、正確且つ軽妙に記述して、 一気に読了せしめる魅力がある。空前の大コレクター天理教真柱中山正善氏の蒐集の 苦心努力を同好者の立場で公正又克明に描写して読者を感動に誘う。


【「古書店」を知る】
紙魚の昔がたり

紙魚の昔がたり 明治・大正篇
紙魚の昔がたり 昭和篇〔オンデマンド版〕


日本近代化の中での古典籍の移動・流転と古本の生成を探る

日本の書物が外型・内容ともに急転した明治初年以来、革命的に転変する古書業界を生き抜いた 村口書房、井上書店、一誠堂書店、山田書店など、26の古書肆が語る秘話集。 日本近代文化の一断面を語る、興味溢れる好読物。

 

【「古書店」を知る】
Web版 弘文荘待賈古書目

稀代の目利きが販売した書物流転の記録に検索データを付したオンライン版!古書・蔵書調査に必携の辞典!

昭和8年の第一号から、59年の最終の敬愛書圖録2まで、古書肆弘文荘・反町茂雄氏が刊行し、 顧客に送り続けた古書目録全77冊、収録書目20,202点、全10,600頁を、オンラインでデジタルアーカイブ化。

〔JKBooks ジャパンナレッジ電子書籍プラットフォーム〕

    

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八木書店HP「出版・古書目録」ページの特徴

・八木書店の新刊、古書をまとめて検索し、比較が可能です。
・書名の一部、またはキーワードからも探せます。
・詳細なカテゴリー分けにより、興味関心のある分野の関連古書も同時に閲覧できます。

    

日本古書通信だより(2017年01月)

日本古書通信 2月号
2月14日発売です


2月号 2月14日発売
定価720円(送料78円)


<1月号主な記事>

・川端康成と蒲原有明―有明の「日記」から(高梨章)
・京都・八坂神社蔵新三十六歌仙屏風絵(三好彰)
・旭川の文学館と『氷点』の旅(田坂憲二)
・勝海舟の読みたかったキンスベルゲン(片桐一男)

その他、「林芙美子拾遺」(廣畑研二)、「北斎『東遊』に描かれた江戸(鈴木淳)、 「本卦還りの本と卦」(出久根達郎)など、好評連載が満載!

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八木書店メールニュース 2017/01/25〔13号〕
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