八木書店出版物メールニュース

八木書店出版物メールニュース 2016年11月09日号〔8号〕

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イベント・ニュース

秋の学会出展


八木書店は下記の日程で学会に出展予定です。
書籍の展示販売のほか、近刊書の内容見本などを多数ご用意しております。 学会にお越しの際には、お気軽にお立ち寄りください。

11月12日(土)、13日(日)
・史学会
 (於:東京大学〔本郷キャンパス〕)

11月13日(日)
・訓点語学会
 (於:東京大学〔本郷キャンパス・山上会館〕)

11月26日(土) *27日は出展いたしません
・上代文学会 (於:東京大学〔本郷キャンパス〕)


平成28年度
古典籍展観大入札会


一般公開(プレビュー)
・2016年11月18日(金) 10:00〜18:00
・2016年11月19日(土) 10:00〜16:30

入札会(全古書連加盟店のみ)
・2016年11月20日(日)・21日(月)

会場:東京古書会館(千代田区神田小川町3-22)

*出品目録はこちら*

ご希望の品がありましたら、ぜひとも小社までお声をかけてください。

担当・小沼
電話:03-3291-8221
メール:t-konuma@books-yagi.co.jp


【参加者募集】
近代文学特別講座
「活字をはみだすもの 第13回」


このたび弊社では近代文学特別講座「活字をはみだすもの 第13回」を開催致します。 日本近代文学を専門とされる諸先生方に、当店所蔵の自筆資料を研究素材として利用して頂き、そこからどんな事柄がわかり、どんな可能性が見えてくるのかを解き明かして頂きます。
実物を間近で見られるまたとない機会ですので、何卒奮ってご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。

【募集人数】
各回10人程度、延べ40人

【講座内容】
大学生〜大学院生程度の、文学研究の初心者〜中級者向けの内容

*講座内容・担当講師については詳細を御覧下さい

【会費】無料
【会場】八木書店古書部 三階催事場
【主催】八木書店古書出版部
(担当 小沼貴裕・八木乾二)


【ドキュメンタリー映画】
空爆を逃れた古書店街・神保町の奇跡
「ウォーナーの謎のリスト」


★ただいま公開中★

世界一の本の街神田古書店街。古書店の数はおよそ180店。実は、この街の靖国通り沿いの一画は、第2次世界大戦中空襲を受けなかった。その理由を追求して行くと、日本の文化財を戦禍から救った英雄として称えられているアメリカ人、ラングドン・ウォーナーに行き着く。
彼は太平洋戦争当時、空爆すべきでない地名のリスト、「ウォーナー・リスト」を作成し、米政府に進言、京都や奈良を始め多くの日本文化を救ったとされている。 ウォーナーが画策した戦争回避の舞台裏の真実を、米国に残る新資料と証言によって伝え、彼に救われた文化財を見つめながら「戦争と平和」を改めて問い直す。

●ドキュメンタリー映画「ウォーナーの謎のリスト」


上映日・上映館
・11月5日(土)〜13日(日):東京都写真美術館


【イベント】「秋聲忌」記念鼎談
「秋聲全集のつくり方」


明治・大正・昭和三代に日本近代文学の第一線で活躍した文豪・徳田秋聲。 小社は、約10年をかけて『徳田秋聲全集』(全3期42巻、別巻1)を発行・完結いたしました。
秋聲の命日(11月18日)にちなんだ「秋聲忌」が11月12日(土)に開催されます。 今年は「秋聲全集のつくり方」と題して、徳田秋聲記念館(石川県金沢市)にて記念鼎談が行われます。 『徳田秋聲全集』の編集委員である小林修先生(実践女子大)、徳田秋聲記念館前学芸員・大木志門先生(山梨大)とともに、編集実務を担当した弊社の滝口富夫が出演いたします。皆様のご参加をお待ちしております。

●「秋聲忌」記念鼎談 「秋聲全集のつくり方」
日時:11月12日(土)14時〜16時
場所:徳田秋聲記念館(石川県金沢市)
出演:小林修(実践女子大)、大木志門(山梨大)、滝口富夫(八木書店古書出版部)
費用:無料
定員:40名
申込:電話 徳田秋聲記念館(076-251-4300)

新着コラム

色校正裏話
【高精細カラー版の製作現場2】


本作りの舞台裏を紹介する新連載コラム

新天理図書館善本叢書第3期『源氏物語 池田本』の原本(鎌倉末写)には、各冊毎に藍と紫の打曇紙の表紙がつけられており、室町期の後補表紙とみられています。
今回、上記第3回配本分の色校正の一例として、その藍の色味をいかにして調整したかをご紹介します。


事典以後へ開ける「知」の世界の可能性(東洋大学 和田博文)


事典という言葉に無機的な印象を抱く人は多いだろう。しかし事典制作の現場に立ち会うと、その先に未知の何かが生まれてくるという予感を抱くことがある。
事典は単一の方法で編まれていない。どのような事項や事柄を、どのように組織するのかによって、事典という通路の先に開けてくる、「知」の世界の可能性は異なっている […]

【好評既刊】菊池寛現代通俗小説事典
A5判・上製本・カバー装・448頁・本体9,800円+税


「大阪古本通信」を譲り受ける
【紙魚の昔がたり4】


反町茂雄を聞き手として創業者自らが語った八木書店の実歴談

(八木)昭和七年頃から、大阪にプリント刷の『大阪古本通信』という相場ニュースの小誌が出来まして、そこで東京のニュースが欲しいという話で、これも反町さんのご紹介で、君、送ってやったらどうかということで送りました。他にも二、三人に頼んであったようですが、私が最も多かったでしょう。

(反町)富樫栄治という人でしたね。

(八木)ええ。こんな謄写版刷りの三頁物で、一部十銭、月三回発行です。 […]

関連書案内

【好評既刊】日埜博司編著
『コリャード 懺悔録―キリシタン時代日本人信徒の肉声―』


17世紀初頭日本人の心情と風俗を、名もなきキリシタンの赤裸々な懺悔(告解)が暴き出す、類例なき稀有の典籍!

近世初期のキリシタン達懺悔(告解)集である本書は、当時の日本の社会・風俗・言語研究に必須の書です!近世の人々の赤裸々な姿をのぞき見てください!


◆著者・日埜博司先生のコラムはこちらから

「暴食,色欲……宣教師のみた日本人の“大罪”」


【好評既刊】井上幸治著
『古代中世の文書管理と官人』


文書はだれが作成し、どうやって保管したのか?

前近代の文書の記録と管理=アーカイブを担当した実務官人に注目し、古代から中世への移行期の実態と、中世公家政権の成立事情を明らかにする!


◆著者・井上幸治先生のコラムはこちらから

「史料の利用と保存のいま・むかし」

日本古書通信だより(2016年11月)

日本古書通信11月号
清国女子留学生と実践女学校


11月号:11月14日発売
定価720円(送料78円)
*ご注文は本メールにご返信ください



既報の通り、「日本古書通信」11月号は、「作家と女性雑誌」特集の上です。

それとの関連で、当社古書部販売目録欄に、帝国婦人協会が明治32年に創刊した雑誌「日本婦人」の比較的初期の分、明治35年以降の15冊を掲載した。

「日本婦人」は下田歌子が毎号執筆しているが、自ずと、彼女が明治32年に創設した実践女学校関連の記事も目立つ。帝国婦人協会は彼女が欧米の女子教育視察後、「国威をそこなう海外醜業婦問題の解決を願って婦人大衆の教育を企図」して設立したもので、実践女学校も貧困女性の教育機関として創設されたが、実際には中・上流家庭子女の中等教育機関となったようだ。今回、掲載した中に、その実践女学校が受け入れた清国女子留学生の集合写真が2点入っている。明治36年1月と明治39年8月のもので、後者は卒業記念写真で12名が写っている。[…]

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八木書店メールニュース 2016/11/02〔7号〕
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