【講演会終了】尾上陽介氏「古書販売目録の学問的な意味」

古書販売目録から具体的にどのような学問的成果が得られるのか、『明月記』（藤原定家の日記、鎌倉時代）の研究事例を紹介。さらに、国内外の研究者から高く評価されている「弘文荘待賈古書目」について、その学問的な意義も紹介していただきました。

おかげさまで当日は盛会となりました。たくさんのご来場ありがとうございました！当日の様子を、写真を交えてご報告させていただきます。

【書き下ろし】文学・歴史資料のデジタル加工入門 木越治（国文学研究者・金沢大学名誉教授

（１）「正規表現」を使ってデータを加工してみよう
（２）フリーウェアの話と前回の別解

コンピュータを使ううえで、こうしたら楽にできるよ、というような事例を紹介。Web 上から入手した各種のデータなどをどう加工すればよいのか。テキストデータの処理方法を用いて使いやすく整形・加工する方法を伝授する

紙魚の昔がたり 「神戸の小売書店へ」

反町茂雄を聞き手として創業者自らが語った八木書店の実歴談

第１回　神戸の小売書店へ
第２回　古本修行に東京へ
第３回　一誠堂での店員生活
第４回　「大阪古本通信」を譲り受ける
第５回　『日本古書通信』の創刊

連続30回コラム。継続更新中！

コリャード 懺悔録―キリシタン時代日本人信徒の肉声―

17世紀初頭日本人の心情と風俗を、名もなきキリシタンの赤裸々な懺悔（告解）が暴き出す、類例なき稀有の典籍！

近世初期のキリシタン達懺悔（告解）集である本書は、当時の日本の社会・風俗・言語研究に必須の書です！近世の人々の赤裸々な姿をのぞき見てください！

菊池寛現代通俗小説事典

日本近代文学史のミッシングリンクの解明！メディア戦略・大衆読者の形成・物語の復権

読売新聞（2016.08.07朝刊）で紹介！
菊池寛の現代通俗小説全46作品を、登場人物相関図・あらすじ・キーワード・解説・ビジュアル資料の５項目から多角的にアプローチしています！

史料纂集古記録編　第185回配本　源敬様御代御記録２

尾張徳川家の初代藩主、徳川義直の出生から歿後の49日までの尾張藩の公式記録

全４冊予定。巻２は1631年〔寛永8〕〜1639年〔寛永16〕を収録。記録の乏しい近世初期において、当時の社会の動きや武家間の交流の様相がみえる重要史料です ！

『日本古書通信』2016年7・8月号

特集「関東大震災と東京」 上・下 各定価720円

『震災ロマンス』が語る東京（竹内栄美子）・築地小劇場が出来たころ（宮内淳子） 「空想」から現実へ―上司小剣『東京』四部作の曲折（大和田茂）

東京は、関東大震災、終戦、東京オリンピックによって大きく変貌したと言われています。殊に、明 治以来の文化が爛熟期を迎えていた大正末期に首都圏を襲った関東大震災は出版の世界に大打撃を与える一方、その後の復興期には特色ある出版物が数多く生み出されました。今回、その中でも特に注目される書物に焦点を当て、震災のもたらしたものを考えます。二回連載。

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関根和行『増補・資料織田作之助』

織田作本人や家族の戸籍に始まり、全著作のリスト、研究文献は勿論、全集や著作、 関連の出版物に収録漏れの文献を全文収録　定価8640円（送料460円）

昨年から編集してきた関根和行さんのライフワーク『増補・資料織田作之助』が８月22日には完成します。Ａ５判、768頁のまさに労作です。織田作本人や家族の戸籍に始まり、全著作のリスト、研究文献は勿論、全集や著作、関連の出版物に収録漏れの文献は全文収録しています。当初、この種の書誌は電子検索機能を持った出版がふさわしいのではないかと考えていましたが、編集している間に、これは読む資料集であることが分かってきました。関根さん執念の作品です。乞ご期待！　

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