八木書店出版物メールニュース 2020年6月3日号〔第55号〕

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イベント・ニュース

オンライン書籍展示

各学会様のご協力により、下記の通りWebでの書籍展示が実現しました。 
https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/6660

○訓点語学会 http://kuntengo.com/info/

「オンライン書籍展示について」【展示期間は2020年6月30日まで】

○日本語学会(5月22日配信号外メールマガジンにて)

○中古文学会 https://chukobungakukai.org/archives/712

「〈中古文学会会員限定〉オンライン書籍展示(新刊案内)のお知らせ」【展示期間は2020年7月31日まで】

○近世文学会(予定)

 


新天理図書館善本叢書『奈良絵本集』全8巻の解題をweb公開

『奈良絵本集』解題をwebで全文公開します。

○関連リンク1:週刊読書人ウェブ 紙面掲載特集(2019年4月19日)

奈良絵本は面白い! 戦国〜江戸期の暮らし・風俗・文化を読み解く 石川透・齋藤真麻理 講演載録
https://dokushojin.com/article.html?i=5336

○関連リンク2:コラム:反町茂雄「奈良絵本私考」1〜8(全8回)
https://company.books-yagi.co.jp/archives/category/column/column_publication/奈良絵本私考%ef%bc%88反町茂雄%ef%bc%8


『リオ・デ・ジャネイロ国立図書館蔵 日葡辞書』がYahooニュースなどで紹介

「 《ブラジル》八木書店、400年前の「日葡辞書」刊行=リオで発見、原本を高精細カラーで」


新着コラム

中世の支配者は幕府だけではない!? 中世国家の運営を担う「天皇」と「太政官」
久水俊和

朝廷と幕府およぼす権限と機能 令和の代替わりにより、再び「天皇制」たる学術的分析概念が脚光を浴びている。戦後長らく、日本中世史のナラティブでは武士による封建国家が天皇を中心とした古代的国家を服従させたという「天皇制」の克服が基調であった。そのため、学術的関心では中世においても保持されていた律令制太政 […] 

鎌倉仏教史の空白を埋める事典
永井 晋

これまでの鎌倉仏教研究 鎌倉の仏教に関する事典といえば、貫達人・川副武胤著『鎌倉廃寺事典』(有隣堂 昭和55年)が今でも使いやすいだろう。ただ、この事典は「宗旨未詳」の寺院が多く、宗派を整理できていないものが多い。鎌倉仏教史が、鎌倉新仏教論の影響から抜け出せない時期を長く過ごしたことが影響していると […] 
 

新たなメディア環境への試行錯誤
長谷部将司

情報を記憶し、記録する 国内はおろか世界中を巻き込むコロナウイルス。その影響で私の職場でも休校が続き、最近ではテレワークやオンライン学習への本格的な取り組みが求められている。このような対応はこの20数年で急速に進展したIT化により可能となった。私が大学生の頃はまだ電子メールや携帯電話も身近でなかった […]
 

古代中世の老後・死後と財産相続
岩田真由子

老いた親を介護するのはだれか 「老い」は誰もが避けて通れない。老いた時、誰がその生活を支えるのか。 現在、日本における老人介護は、国家による介護保険制度が整えられており、家族に任せきりにするのではなく、第三者によるサポートシステムが導入されている。 ひるがえって古代ではどうだったのだろうか。 […]
 

オンライン授業に国立国会図書館電子展示会の活用を!
浜田久美子

新型コロナウィルスの感染が拡大するなか、多くの学校がオンライン授業を余儀なくされるであろう。教員は経験のないオンライン教材を短期間で作成しなければならない。そこで、大学、高校での授業に活用できるウェブサイトとして、国立国会図書館の「電子展示会」を紹介したい。 電子展示会はインターネットで自由に閲覧で […]
 

岩瀬文庫の設立者、岩瀬弥助氏
【洒竹文庫及び和田維四郎氏14】

井上 先刻のお話の中に出た岩瀬さんが浅倉屋へお出での時分は、大概大晦日の夜来るのでした、現金をたくさん持って懐中を膨ませてやって来るのです。そうしてズーッと品物を見て自分で欲しいものだけを別に積んで、これだけでいくらだ、と言う、二千円と言えば千円と値切る、大抵半分位に値切る。値切り方が荒っぽいです。 […]
 

新刊案内

【7月15日刊行予定】キリシタン世紀の言語学

 

キリシタン版のことば、ポルトガル語からのアプローチ  

丸山徹著  本体12,000円+税



【6月20日刊行予定】中世天皇家の作法と律令制の残像

世に残された古代律令制の実像とは?
朝廷と室町幕府のあらたな関係を提示

久水俊和著
本体7,000円+税

〔関連コラム〕
中世の支配者は幕府だけではない!?
中世国家の運営を担う「天皇」と「太政官」
久水俊和
https://company.books-yagi.co.jp/archives/6624

〔本文試し読み〕
序章・目次・索引
https://catalogue.books-yagi.co.jp/files/pdf/d9784840622394.pdf



【5月30日刊行】尊経閣善本影印集成69 実躬卿記3〔第九輯 鎌倉室町古記録〕

 文書・暦・歌合など、様々な紙背を利用して書かれた自筆日記
「実躬卿記」三〔所収〕嘉元元年〜同二年(1303〜1304)

前田育徳会尊経閣文庫編〔編集委員〕尾上陽介・加藤友康
本体36,000円+税

〔関連コラム〕
高精細カラー版で読む中世公家の自筆日記 『実躬卿記』の見どころ
菊地大樹
https://company.books-yagi.co.jp/archives/6203



【5月25日刊行】鎌倉僧歴事典

武家の都・鎌倉で活動した鎌倉時代の僧侶949名の経歴を知る人名事典。中世鎌倉を知るための必備の書

永井晋編
本体12,000円+税

〔関連コラム〕
鎌倉仏教史の空白を埋める事典(永井 晋)
https://company.books-yagi.co.jp/archives/6572



【4月25日刊行】松浦党関係史料集5

佐賀県松浦地方に土着繁栄した嵯峨源氏の子孫を称する松浦党に関係する残存史料を編年で収録

村井章介編
本体18,000円+税



【4月24日刊行】新天理図書館善本叢書35 蕪村集 1

室町から江戸時代にかけて成熟した「座の文芸」の精髄を高精細カラーで複製!

天理大学附属天理図書館編
本体36,000円+税



【4月25日刊行】日本古代の記憶と典籍

古代人の「記憶」はどのように形成されたのか
史書・系譜・説話・詩歌集など多様な典籍を検討し、その編纂者と受容者との間で共有・更新される「情報」と「記憶」に注目し、氏族秩序の形成過程に迫る意欲作

長谷部将司著
本体9,000円+税

〔関連コラム〕
新たなメディア環境への試行錯誤(長谷部将司)
https://company.books-yagi.co.jp/archives/6476


〔試し読み(目次・索引)〕
https://catalogue.books-yagi.co.jp/files/pdf/d9784840622363.pdf



【4月15日刊行】日本古代の親子関係―孝養・相続・追善―

親の世話をするのはだれか。なぜ、親の供養を行うのか。
古代・中世前期の親子の精神面を読み解き、王権の変質過程、「家」観念の成立、土地の権利意識の変遷など重要な論点を提示した、新たな王権・家族史研究

岩田真由子著
本体10,000円+税

〔関連コラム〕
古代中世の老後・死後と財産相続(岩田真由子)
https://company.books-yagi.co.jp/archives/6418


〔試し読み(目次・索引)〕
https://catalogue.books-yagi.co.jp/files/pdf/d9784840622356.pdff

 


【4月3日刊行】新訂増補 弁官補任1

全面的な改訂を行い、待望の新訂増補版刊行!

飯倉晴武・田島 公編
本体15,000円+税



【3月31日刊行】近代歌舞伎年表 名古屋篇14 大正14年〜大正15年

 

歌舞伎を中心とした周辺芸能をも含む正確精細な年表

国立劇場近代歌舞伎年表編纂室編
本体19,000円+税



【3月31日刊行】リオ・デ・ジャネイロ国立図書館蔵 日葡辞書

2018年、中南米大陸ブラジルで初めて発見された日本のキリシタン版辞書を、高精細・原寸カラー版で初公開!
400年前の日本・ポルトガルの言語を知る最重要資料

エリザ・タシロ/白井純編
本体60,000円+税



【3月25日刊行】定家本 源氏物語 若紫

驚愕の新出資料! 高精細原寸カラー版で初公開! これまで知られていなかった新出定家本の全貌が明らかに!

【監修】大河内元冬/【解題】藤本孝一
本体25,000円+税



【2月25日刊行】尊経閣善本影印集成74 碧山日録1〔第九輯 鎌倉室町古記録〕

応仁の乱前後の社会と寺院の様子を知る!

前田育徳会尊経閣文庫編〔編集委員〕尾上陽介・加藤友康
本体36,000円+税



【2月24日刊行】新天理図書館善本叢書30 奈良絵本集 8

伝本の稀な室町末期から江戸極初期までの逸品に加え、多彩な作品群の中から優品24点を精選し全8巻に収録! 待望の4期完結。
高精細カラー版により、微細な色遣いが一目瞭然に!

天理大学附属天理図書館編
本体37,000円+税

[1]虫妹背物語(享保二年写、一軸)〔解題〕齋藤真麻理
[2]山海異形(江戸前期写、四冊)〔解題〕石川透

〔試し読み〕解題

https://catalogue.books-yagi.co.jp/files/pdf/d9784840695800.pdf


日本古書通信だより(2020年6月)

「日本古書通信」6月号(85巻6号)6月13日発売

定価750円(送料79円)

主要目次
田坂憲二  歌集『金泥』漫歩―洛北・吉井勇紀行
竹居明男  架蔵の正倉院関係資料から―稀覯資料の紹介
中澤伸弘  『和歌八島の浪』二編について
和田一久  『箏曲譜』のこと
坂口 博  『火野葦平詩集』の謎 下
安藤武彦  連歌関白の近衛三藐院の人間像
真田幸治  小村雪岱装幀本雑記8
石川 透  奈良絵本・絵巻の研究と収集9
岡崎武志  昨日も今日も古本さんぽ116
森  登  銅・石版画万華鏡 154 江漢と玉堂との係わり
小田光雄  古本屋散策 219
出久根達郎 本卦還りの本と卦158 天長節
その他

【お知らせ】
本誌は来年3月号で通巻1100号を迎えます。それを記念して、八木書店古書部が30年間に亘って蒐集してきた、近代文人の葉書1700名1700枚を全て画像付きの販売目録を兼ねた記事として、本年8月号より3年間に亘り掲載していくことになりました。講談社『日本近代文学大事典』人名索引に掲載された文人を五十音順に掲載していきます。
ネットでの公開販売はなく、本誌定期購読者のみへの販売となります。
連載を保存することで、近代文人筆跡の参考文献となります。この機会に定期購読の契約をお勧めいたします。


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