八木書店出版物メールニュース

八木書店出版物メールニュース 2018年10月29日号〔40号〕

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イベント情報

【学会出展】秋の学会・出展情報


八木書店は下記の日程で学会に出展予定です。

書籍の展示販売のほか、近刊書の内容見本などを多数ご用意しております。学会にお越しの際には、お気軽にお立ち寄りください。

【11月24日(土)・25日(日)】
・史学会(於:東京大学文学部)
学会詳細:http://www.shigakukai.or.jp/annual_meeting/schedule/

【メディア紹介】『黒塚古墳の研究』がNHKほか各種メディアで紹介

10月9日、奈良県立橿原考古学研究所で記者発表が行われ、新刊『黒塚古墳の研究』が各メディアで紹介されました。その後も続々と紹介されております。

●NHK(奈良)(2018年10月9日)
黒塚古墳かっちゅうに鹿の毛皮か|NHK 奈良県のニュース

●共同通信配信記事(2018年10月10日、北海道新聞、東京新聞ほか全国で掲載)
20年費やし黒塚古墳報告書完成 奈良・橿考研、甲冑に鹿の毛皮
https://this.kiji.is/422324371708691553?c=39550187727945729

●毎日新聞(2018年10月10日)
黒塚古墳 全貌が一冊に 橿考研、1997〜99年の発掘調査報告 考古学、文化財科学の面で分析/奈良
https://mainichi.jp/articles/20181010/ddl/k29/040/517000c

●奈良新聞(2018年10月10日)
古墳研究の基準資料に ? 発掘から20年経て刊行 三角縁神獣鏡・鉄製武器/黒塚古墳調査報告書
https://www.nara-np.co.jp/news/20181010093443.html

●読売新聞 鉄製甲の内側に鹿皮(2018年10月10日)

●朝日新聞 鏡の実測図など 橿考研が報告書 黒塚古墳(2018年10月10日)

●産経新聞(2018年10月17日)
奈良・黒塚古墳の発掘報告書 20年かけ完成
https://www.sankei.com/life/news/181017/lif1810170010-n1.html

●奈良新聞(2018年10月16日)
甲冑構成品「小札」に鹿の毛 ? 元は毛皮だった?
緩衝・保温材機能と推測/「黒塚古墳の研究」で報告
https://www.nara-np.co.jp/news/20181016092206.html

●NHK(奈良)(2018年10月19日)
三角縁神獣鏡の成分 異なる/奈良 NEWS WEB

●日本経済新聞(2018年10月23日朝刊)
奈良・黒塚古墳 最新の研究報告書
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO36761910S8A021C1BC8000/


本の詳細は以下をご覧下さい。
奈良県立橿原考古学研究所編『黒塚古墳の研究』
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/2177
本体32,000円+税 10月5日刊行 B4判・上製・函入・586頁

新着コラム

『草山要路会註』の版本について(上)

【立正大学・古書資料館の世界 4回】(小此木敏明)

1.『草山要路』と『草山要路会註』
古書資料館の蔵書の特長として、同じ版本を複数所蔵している点があげられる。今回は、特に所蔵が多い『草山要路会註(そうざんようろえちゅう)』(以下『会註』)を調査し、気付いたことをまとめてみた。『会註』は決して珍しい版本ではないが、数が揃えば色々と分かることもある。

『会註』は『草山要路』の注釈書である。『草山要路』の著者、元政(1623〜1668)は、漢詩文や和歌にも秀でた日蓮宗の僧として知られている。元政は、13歳の時に彦根藩の伊井直孝に近侍したが、26歳で藩を去り、妙顕寺の日豊に師事した。33歳の時、京都深草に称心庵(後の深草山瑞光寺)を結んで隠棲すると、元政を慕い多くの弟子が集ったという(市古貞次[他]編『国書人名辞典』2、岩波書店、1995年)。

新刊案内

【11月25日刊予定】
尊経閣善本影印集成64 小右記9
〔第八輯 平安古記録〕

ついに8輯平安古記録完結!

藤原氏全盛期の平安中期の基本史料を高精細カラー版で提供。本冊には原本調査をふまえた詳細な解説(加藤友康執筆)。さらに附録として加賀藩五代藩主前田綱紀が諸所と往復した書状の写しを宛先毎に整理した「書札類稿」のうち、小右記に関わる箇所を翻刻し掲載(20頁)。小右記以外の重要な史料も出てくる貴重資料を初公開。

〔所収〕万寿四年(1027)・長元元年(1028)・附属史料・解説・附翻刻資料「書札類稿」
前田育徳会尊経閣文庫編/加藤友康解説
本体予価33,000円+税

 


【10月24日刊】
新天理図書館善本叢書
第11巻 類聚名義抄 観智院本3 僧
〔第2期6回配本〕

第2期古辞書、待望の完結

平安時代末期に編集された、漢字・漢語を編目により類聚した音訓漢和辞典。標出漢字は約3万2000語、和訓は約3万4000語、朱筆で付された声点(アクセント記号)も約1万語におよぶ大辞典。その膨大な量の和訓は平安時代における訓読語彙の実態を知る最大の資料。

天理大学附属天理図書館編/大槻信解題
本体45,000円+税

 


【10月5日刊】黒塚古墳の研究

古墳研究は本書から始まる!
初期ヤマト王権はどのように形成されたのか
その謎を解く未盗掘の前方後円墳を徹底検証


卑弥呼の鏡ともいわれる三角縁神獣鏡等34 面、大量の鉄製武具等の埋葬品や、竪穴式石室・木棺等、地震による崩落で盗掘を免れた当時の埋葬状況を、大判のカラー写真と図版で検証

奈良県立橿原考古学研究所編
本体32,000円+税

 


【9月13日刊】
橿原考古学研究所論集 第17

大和を掘る! 最新の発掘調査をふまえて論考!
考古学を中心に、周辺分野の専門家を交えた学際的な執筆陣!


奈良県立橿原考古学研究所編
本体22,000円+税

 

日本古書通信だより(2018年10月)

「日本古書通信」10月号(83巻10号) 10月15日発売

主要目次

特集・東北の古本屋5 福島県
 折付桂子

本と人
「記録された日本美術史 相見香雨・田中一松・土井次義の調査ノート展」について
 児島薫
みすず書房「現代史資料」1〜3ゾルゲ事件1〜3の原本を発見する
 船橋治
中野好夫著書目録2 翻訳書・編集書抄
 樽見博
平田禿木をめぐる人々―内田魯庵
 小林信行

連載
国会図書館デジコレで読む古文書10 曲亭馬琴の手紙
 大沼宜規
昨日も今日も古本さんぽ96 代々木リズム&ブックス
 岡崎武志
小村雪岱の知られざる雑誌表紙11「郊外」
 真田幸治
本卦還りの本と卦138 天寿
 出久根達郎
等々


東北の古本屋 福島県より
東北の古本屋特集の最終回は福島県。東日本大震災の傷跡は修復されつつあるが、原発事故の影響は色濃く残る。しかし一時期、古書にまで及んだ風評被害も乗り越え、若い古書組合員も増え活気が出てきた。市場は年2回(6、12月)で東北近県や関東から業者が集う。組合員は12軒。県内は浜通り・中通り・会津の三地域からなり気候風土も違うが、今年はどこも「戊辰150年」の幟が目立つ。

「日本古書通信」10月号 10月15日発売
定価720円(送料78円)

 

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八木書店メールニュース 2018/10/29〔40号〕
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