八木書店出版物メールニュース

八木書店出版物メールニュース 2018年7月6日号〔38号〕

 このメールは、イベント情報や、コラム、八木書店出版物の刊行案内、『日本古書通信』の案内などを定期的にお届けいたします。小社メールニュースにご登録いただいた方、および以前名刺を交換させていただいた方、小社書籍をご購入いただいた方などにお送りいたします。
 以後、メールニュースの送付を希望されない方は、お手数ですが下記リンクより登録の解除をお願い申上げます。
登録解除はこちらから
バックナンバーはこちら

イベント情報

『日本書紀の誕生』が朝日新聞と『出版ニュース』で紹介!


朝日新聞にて、小社刊行物『日本書紀の誕生―編纂と受容の歴史―』が紹介されました。

2018年6月27日(水)朝日新聞夕刊
https://www.asahi.com/articles/DA3S13559771.html

「これから日本書紀を勉強しようとする人向けの文献目録を載せたりするなど、入門者への目配りも欠かさない。学術書には珍しく、一般の人でも楽しめる一冊だ。」

また本書は『出版ニュース』2018年7月上旬号でも紹介されています。
https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/4721

記事でも紹介されている「序」はこちらで全文を読むことが出来ます(PDFファイルへリンク)。
https://catalogue.books-yagi.co.jp/files/pdf/d9784840622257.pdf
 

高精細カラー版『類聚名義抄』が「読書人」で紹介!

刊行中の『類聚名義抄 観智院本』高精細原寸カラー版の紹介記事が、「週刊読書人」6月22日号の8頁に一面で掲載されました。
本書の解題執筆者である大槻信先生(京都大学教授)のインタビューと、近藤泰弘先生(青山学院大学図書館長)の寄稿で、『類聚名義抄 観智院本』の貴重性とカラー版の意義などを、わかりやすくまとめていただいています。

記事は週刊読書人ウェブでも公開されていますので、ぜひご一読ください。
https://dokushojin.com/article.html?i=3552



重要文化財『源氏物語 池田本』全10巻完結!

本年新しく重要文化財に指定された『源氏物語 池田本』の高精細カラー版全10巻が、今月完結しました。源氏物語の新たな底本として是非お備えください。

□新天理図書館善本叢書 第3期 第13〜22巻
https://catalogue.books-yagi.co.jp/books/view/493

新着コラム

書店に並ばない本 3(白戸満喜子)

「日本古書通信」掲載「特殊文献の紹介」欄に紹介されたものの一部をウェブで公開。

・東京都立多摩図書館編集・発行「創刊号コレクション目録 ―雑誌に見る明治、大正そして昭和―」
・甲賀市教育委員会編集・発行「染型紙調査報告書 ―甲賀市水口歴史民俗資料館所蔵―」
・千葉県立関宿城博物館編集・発行「鰯は弱いが役に立つ ―肥料の王様 干鰯―」
・吉武牧子・雨森久晃編著「重要有形民俗文化財「蒲江の漁撈用具」保存修理報告書」
・山形県立うきたむ風土記の丘考古資料館編集・発行「木と生きる 〜弥生・古墳時代の木製品〜」
・人間文化研究機構国立歴史民俗博物館編集・発行「Urushiふしぎ物語 ―人と漆の12000年史」
 


白木屋古書展の空前の成功 【紙魚の昔がたり24】

(八木) 明治古典会の会長は、三期か四期仰せつかって、つとめさせてもらったんです。三十年代には、私は全国のデパート、約六十軒ほどと契約をしまして、特価本販売をやりました。どこのデパートとも、コネがあったわけです。その関係で、古書の即売会も同時にやってほしいという、デパート側の要求があって、あちこちで開催しました。その中で、反町さんと相談して、三十七年の五月に、日本橋の白木屋で、文車(ふぐるま)の会の主催でやったのが大成功でした。…
 

新刊案内

【8月1日刊予定】
史料纂集古記録編 第198回配本 
守光公記1

戦国時代武家伝奏を勤めた広橋守光の日記、初の全文翻刻!

〔所収〕永正4年(1507)12月〜同10 年(1513)12月
中世公家日記研究会校訂(鶴崎裕雄・湯川敏治・森田恭二・柴田真一)
本体予価14,000円+税

 


【8月24日刊予定】
新天理図書館善本叢書 第10巻 類聚名義抄 観智院本2 法〔第2期5回配本〕

古典籍の宝庫から厳選した貴重書を、新編成・新解題により影印刊行!
大型判で可読性が格段に向上!


平安時代末期に編集された、漢字・漢語を編目により類聚した音訓漢和辞典。
標出漢字は約3万2000語、和訓は約3万4000語、朱筆で付された声点(アクセント記号)も約1万語におよぶ大辞典。
その膨大な量の和訓は平安時代における訓読語彙の実態を知る最大の資料。

天理大学附属天理図書館編
〔解題〕大槻信(京都大学大学院教授)
本体予価45,000円+税

 


【6月24日刊】
新天理図書館善本叢書22 源氏物語 池田本 10〔第3期10回配本〕

古典籍の宝庫から厳選した貴重書を、新編成・新解題により影印刊行!

定家本(青表紙本)系統の諸本中、52巻中48巻が鎌倉末写の基幹巻である最重要古写本の全貌を初公開!
待望の第3期全10巻完結。

【目次】源氏物語十 浮舟・蜻蛉・手習・夢浮橋
天理大学附属天理図書館編
本体34,000円+税

 


【5月10日刊】
史料纂集古記録編 第196回配本 
新訂増補 兼宣公記1

室町中期の公卿広橋兼宣(1366-1429)の日記。室町中期の根本史料のひとつ

〔所収〕至徳4年(1378)正月〜応永29年(1422)12月
榎原雅治・小瀬玄士校訂
本体19,000円+税

 


【6月6日刊】
史料纂集古記録編 第197回配本 
経覚私要鈔10

室町時代の政治・経済・社会・宗教に関する一級史料!
大和の情勢・京都中央政界の動向等を詳細に記した摂関家出身の奈良興福寺別当、経覚の日記を翻刻!

【目次】別記・解題(本文完結)
小泉宜右校訂
本体13,000円+税

 


【4月24日刊】
新天理図書館善本叢書 第9巻 類聚名義抄 観智院本1 仏〔第2期4回配本〕

古典籍の宝庫から厳選した貴重書を、新編成・新解題により影印刊行!
大型判で可読性が格段に向上!

平安時代末期に編集された、漢字・漢語を編目により類聚した音訓漢和辞典。

天理大学附属天理図書館編
〔解題〕大槻信(京都大学大学院教授)
本体45,000円+税

 


【4月30日刊】
日本書紀の誕生―編纂と受容の歴史―

日本最初の「正史」はどのように編纂され、読み継がれたのか。

最新の研究成果をふまえ、多彩な分野の研究者21名が日本書紀を読む前に知らなくてはならない事項を書き下ろし。
主要写本のカラー口絵・文献目録・関連史料集・写本一覧など付録満載。

遠藤慶太・河内春人・関根淳・細井浩志編
本体4,800円+税

各論考・コラムの内容はこちらから。
https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/4616

 

日本古書通信だより(2018年6月)

「日本古書通信」6月号(83巻6号)
6月15日発売

主要目次
特集・東北の古本屋2 宮城県1  (本誌・折付桂子)
不思議な邂逅            太田正弘
ガリヴァーとオリエント       千森幹子
近世戯画の動物 国芳の猫絵     宮尾與男
明治大正持続する書物3「小公子」  多田蔵人
昨日も今日も古本さんぽ92     岡崎武志
本卦還りの本と卦 少年の物語    出久根達郎



不思議な邂逅(太田正弘)より

私は昭和49年、名古屋の和本が専門の書店で、江戸初期か、ひよつとすると、桃山に遡るかと思へる写本『本願寺聖人親鸞伝絵』の下巻一綴を一万円で買つた。下巻のみなのに店主も、その様に評価し、私もそれをヨシとして買つた。
名古屋では年3回、骨董祭と云ふ、所謂骨董市があり、百軒程の骨董屋が出店してゐる。是頃、御無沙汰であつたが、この五月、久々に行つた所、ありふれた版本が雑然と置かれた中に、一寸、古い写本が目につくと共に、何となく気になつたので、いくらかと聞くと、上巻のみだが千円だと云ふので買つて帰り、早速、前記の下巻の写本と並べてみた所、用紙、寸法、筆跡ともに同じである。そして何より表紙(本紙と共紙)の渋のあとも同様で、間違ひなく、この上下は本来のツレである。

「日本古書通信」6月号 6月15日発売
定価720円(送料78円)

 

Facebook
Twitter

八木書店メールニュース 2018/7/6〔38号〕
発行:(株)八木書店 古書出版部 https://catalogue.books-yagi.co.jp/
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-8 Tel. 03-3291-2961 Fax. 03-3291-6300
E-mail:pub@books-yagi.co.jp Twitter:http://mobile.twitter.com/yagisyoten

お問い合わせは本メールにご返信ください
Ccopyright © 八木書店 All Rights Reserved.