小社刊行物『熱田本
日本書紀』が毎日新聞・朝日新聞・読売新聞全国版・読売新聞地域面(愛知)・神社新報でとりあげられました。5紙での紹介となります。
□毎日新聞2018年2月5日夕刊「日本書紀 熱田神宮所蔵 全巻を複製出版」
https://mainichi.jp/articles/20180205/dde/014/040/008000c
「…原本がないだけに、『書紀』を読み解くには各種の写本を見比べ、本文を確定してゆく。また読み方を伝える訓点が付されているのが『書紀』の特徴だが、熱田本にも膨大な訓点が書き込まれている。当時どのように読まれていたのかが分かり、日本語史の上でも重要な資料だ。…」
□朝日新聞2018年2月7日夕刊「「日本書紀」熱田本、高精細カラーで復刻・出版」
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13349557.html
「…書写年代が古ければ、日本書紀の本文を検討する上で、重要なヒントがつかめる可能性がある。他の写本とは異なる訓(読み)が記された単語も多く、日本語の伝来や形成過程を考えるうえでも、今後、重要な書籍になりそうだ。…」
□読売新聞(全国版)2018年2月21日朝刊「「日本書紀」高精細カラー複製本 全3巻」
https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/4450
「…皇学館大の遠藤慶太准教授(日本古代史)は「今回のような鮮明な写真があれば、活字化されたテキストの誤りも指摘でき、より精緻な研究が行える」と話す。…」
□読売新聞(地域面・愛知)2018年2月22日「日本語の変遷記す「熱田本」 複製本出版」
http://www.yomiuri.co.jp/local/aichi/news/20180222-OYTNT50072.html
「…「熱田本」には、他の写本にはない単語や熟語の読み仮名が多数あるが、国の重要文化財のため、原本を自由に見られる機会はこれまで少なかったためだ。…」
「…木田章義・京都大名誉教授(国語学)は「ほかの重要な写本は複製本が刊行されていたが、熱田本はなかったため、日本書紀の写本の研究は中途半端なままだった。古い読み方の研究が可能になり、丁寧な比較研究もできるようになる」と話している。…」
□神社新報2018年2月26日「解説者が語る 熱田本『日本書紀』影印の刊行 皇學館大学研究開発推進センター副センター長 荊木美行」
本書の解説を担当された荊木先生による紹介記事です。『熱田本 日本書紀』刊行の経緯と意義が詳細にのべられています。
https://www.jinja.co.jp/news/news_009854.html
「撮影は、平成二十八年三月末から開始され、…撮影と調査は無事終了。その後、天理時報社において最新の技術を駆使して印刷が進められ、これと並行してわれわれが「解説」の執筆を開始。平成二十九年七月には、再度の原本調査と色校正を実施し、…」
「…巻第三〜六及び九〜十五が和歌懐紙の紙背を利用して書写されたものであることはよく知られてゐるが、これはたんなる反故紙の二次利用ではない。前述の四世浄阿を中心に催された歌会で使用された懐紙なのである。…」
「…熱田本は、一言で云へば、汲めども尽きぬ泉のやうな存在である。…」
□関連:『熱田本
日本書紀(全3冊)』ご購入者全員にプレゼント
特製カレンダー「熱田神宮 名宝選」
*2018年1月はじまりのものです
https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/4130
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名宝選』(非売品)をプレゼントいたします。
【期限:2018年3月末日まで】